Exchange Onlineのメッセージサイズ制限
3行で
Exchange Onlineの送受信メッセージ制限はメールボックスの以外にもメールフロールール設定でもかけられる。
例外を認めず一律でメッセージサイズ制限を効かすのであれば、ルール設定のほうが便利。
メールボックス自体の制限しか見てないとルールでのサイズ制限は盲点だった。
背景・目的・読み手
背景
送受信メールサイズ制限が設定されているはずなのに、通常設定されていると思われる個所が空欄やデフォルト値だったため、どこで設定しているか不明だったことがあった。
目的
Exchange Onlineのメッセージ制限がかけられる場所をまとめておき、今後の運用に活用する。
色々探してしまったため、忘れないためにメモ。
読み手
Exchange Onlineの管理者
メッセージサイズ制限の既定値は?
メッセージサイズ制限値は最初35MBに設定されている。管理者はこれを1~150Mの間で設定することが可能。なおメッセージサイズに関する値については変更されることもありうる1ため、最新情報は以下を当たると良い。
メッセージサイズ制限の変更方法
3つあるためそれぞれについて記載。
既定のメッセージのサイズ制限変更
2. 個々のメールボックスの設定を変更
メールボックスのメッセージ サイズ制限を構成する | Microsoft Docsに詳しい。
例えば、規定のサイズは10Mだが、管理職などは20Mにする、などの設定とする場合はこちらの設定から変更すると良い。
3. ルールによる変更
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Exchange管理センターより、「メール フロー」→「ルール」→「+」→「サイズによってメッセージをフィルタリングする…」を選択
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以下のようなウィンドウが表示されるため、上限サイズを決め、「メッセージをブロックする」→「メッセージを拒否してその説明を加える」を選択。
参考
- Exchange Server でのメッセージサイズと受信者の制限 | Microsoft Docs
- Exchange Online のメール フロー ルール (トランスポート ルール) | Microsoft Docs