はじめに

git コマンドで clone すると、タイムスタンプが clone した時点の日付になると思う。
それでは、make コマンドを使う時など、タイムスタンプがずれていると困ることがある。
そのような時のためのメモ。

git のタイムスタンプには author date と committer date の２つがあります。
commiter date は rebase など際にも書き換わることがあるようなので、基本は author date に変換します。

リポジトリ管理されているファイルの一覧を取得

git ls-files

指定ファイルの日付を取得

前述の通り author date を取得します。
あとで touch に渡したいので、それで扱える形式で出力します。

git log -1 --date=format-local:"%Y%m%d%H%M%S" --pretty=format:"%ad" "${file}"

-1 は最新 1 コミット分の出力
--date=format-local: は、ユーザーのローカルタイムゾーン、かつ指定フォーマットで出力する
--pretty=format: は、出力項目を指定(%ad で author date)

指定ファイルの日付を変更する

touch -t "${timestamp}" "${file}"

-t に渡すのはローカルタイムの値

まとめると

git-retouch

#!/bin/sh

for file in $(git ls-files); do
    timestamp=$(git log -1 --date=format-local:"%Y%m%d%H%M%S" --pretty=format:"%ad" "${file}")
    touch -t "${timestamp}" "${file}"
done