19
7

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

[C#] Cハッシュと書いてCシャープと読む

Last updated at Posted at 2018-05-25

はじめに

(最初に断っておきますが、ほぼ情報量はありません)

文字コード関係では、よく似た字形の文字の話をよく聞きます。

その中の一つに、「ハッシュ」と呼ばれるものと、「シャープ」と呼ばれるものがありますよね。

ハッシュは、「ナンバーサイン」とか「番号記号」とか「井桁」とかとも呼ばれますが、プッシュホン式電話のボタンにもあるし、最近では「ハッシュタグ」とかでも使われているので身近なものかと思います。

シャープは音楽記号の一種で、「嬰記号」ともよばれて半音上げるマークですね。
小学校や中学校の授業などでなじみが深いかと思います。

見た目はよく似た記号ですが、成り立ちが異なるため別々の記号なのは周知の事実かと思われます。

記号の形状としては、音楽記号である「シャープ(♯)」は五線譜上に記載する必要があるため、横線が斜めになっていて、縦線はまっすぐになっているのが特徴でしょうか。
五線譜上に溶け込んでしまわないように、ということでしょうね。

逆に「ハッシュ(#)」は、横線がまっすぐで、縦線が少し斜めになっています。

ちなみに、電話のプッシュボタンにあるもう一つの記号は「アスタリスク(*)」ではなく「スター」あるいは「スターマーク」という別の記号らしいですが、最近のスマートフォンなどではアスタリスクと同化しているようですね。

  • wikipedia - スターマーク
  • ITU-T勧告Q23で字形が決まっているらしい
    • 今は無償でダウンロードできる. (ITU-T勧告Q23は表紙+2ページ) - ITU-T勧告

プログラム言語C#について

で、本題。

プログラム言語にC#(Cシャープ)というものがあります。

ネットや書籍でよく見かける C# は、多くが「シャープ」ではなく、「ハッシュ」を使っているかと思います(たまに「シャープ」を使っているものも見かけますが、どちらかというと少数派かと)。

実は「ハッシュ」で表記しても間違いではないらしい。

wikipedia にも記載がありました。

ECMA-334 4th edition によると、C# は「C Sharp」(シーシャープ)と発音し、「C#」 (LATIN CAPITAL LETTER C (U+0043) の後にNUMBER SIGN # (U+0023)) と書く

ECMA を確認してみました。

現在の最新は 5th edition らしいですね。

「5. Acronyms and abbreviations」に記載がありました

The name C# is pronounced “C Sharp”.
The name C# is written as the LATIN CAPITAL LETTER C (U+0043) followed by the NUMBER SIGN # (U+0023).

シャープ派 vs ハッシュ派

ハッシュとシャープ、どちらでも間違いではなさそうですが、一般的に見かけるのは「シャープ派」よりも「ハッシュ派」のほうが多い気がします。
Amazon で C# の書籍を検索して、表紙でどちらの派閥かをチェックしてみました。(途中で力尽きたので)先頭から2ページ分の結果で集計しました。

ちなみに Amazon へのリンクは http://www.amazon.co.jp/dp/ISBN10 あるいは http://www.amazon.co.jp/dp/ASIN の形式になっています。

ハッシュ派

シャープ派

不明派

集計結果

結果としては、ハッシュ派が40冊、シャープ派が3冊、不明派が2冊でした。ハッシュ派が圧倒的ですね。

ちなみに、不明派は Amazon の表紙画像からはどちらか見分けがつきませんでした(縦横ともにまっすぐに見える)。

注意:表紙のデザインは著者の意思とは関係なく作られている可能性が高いと思われます、念のため。

19
7
2

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
19
7

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?