今年も残り少なくなりました。
今年、新しい言語を学びたい、違うレイヤーの技術を試したみたいなど目標は立てたものの、出来なかったという人もいるかと思います。
ここ数年、スクラムマスターやエンジニアリングマネージャーということもありコーチングを学び実践しながらコーチングの資格なども取得したりしました。
コーチングは
相手の目標達成に必要な知識、スキル、ツールが何であるかを棚卸しし、それを個別対応で相手に備えさせるプロセスとなります
つまり、
目標達成に向けた自発的行動/自律的行動を促進するコミュニケーション
のことをいいます。ティーチングやカウンセリングとは違います。
コーチングを実施する中で、ファウンデーションを整えるという点を心掛けています。新しいことにトライすることにつながる重要な要素となります。今回こちらを紹介します。
何か新しいことを始めようとすると多くのエネルギーが必要になるかと思います。
一方で日々、ほんの些細なことがエネルギーを消耗させていきます。
なので、新しいことをするためには、このエネルギーを蓄えて
目標に向けて進み続けるためにファウンデーションを整える必要があります。
では、このファウンデーションって何?
新しい行動を起こすには、その原動力となるエネルギーが必要です。
それは基礎体力に近いかと思います。
意欲があっても基礎体力がないときは、動くのは厳しいですよね。
この基礎体力にあたるのが、ファウンデーション=自己基盤です。
コーチングは目標達成にむけ、相手が新たな行動を起こすために行います。
そのため相手に十分なスキルや知識が備わっているにもかかわらず、何らかの理由で目標達成が妨げれれる場合があります。
ファウンデーションを整え強化するための一例として以下の二つがあります。
1.エネルギーマネジメントとしての未完了の完了
2.エネルギーマネジメントとしてのタイムマネジメント
今回は1を紹介します。
1.未完了を完了し、エネルギーを蓄える
未完了というのは以下のようなものです・
- やろうと思っていながらやっていないこと
- 止めようと思っていながら止めていないこと
- 過去の出来事の中で、何か引っかかっていること
このような未完了を抱えると、無意識のうちに気にしていたり、いつものそのことが頭のどこかで引っかかっていて
頭を使っていて、気が付くと疲弊している状況になります。
一つ一つは大したことないのですが、むしろそうであればあるほど、ふと思い出したりして、エネルギーを消耗しています。
そのため、ちっちゃなことでも未完了を完了に変えるとエネルギーを蓄えることができます。
ちっちゃなことは、仕事だけでなく、机のまわりを整理したいとか、スマホのカバーを変えたいとかそんなことも当てはまります。
未完了を完了に変えると以下を手に入れることができます。
・無駄なエネルギーロスを防ぐことで、エネルギーレベルをあげることができる。
・達成感、爽快感、創造性、自信など目標達成への原動力になる体験を得られる
具体的には
1.時間ができる
2.問題から解放される
3.チャンスを手にする
上記を手にいれるステップとして
####まずは、未完了リストを作成してみましょう
項目は3つ
1.未完了の項目
2.完了時に得られること
3.終わったかどうか
未完了の項目 | 完了時に得られること | 完了チェック |
---|---|---|
この完了時に得られることに感情もいれておくとよいですね。
完了した時のことを想像してどんな状況かどんな気持ちかをはっきりさせておくことで
実施するエネルギーにも変わります。
なんとなく忙しい
あれもやらなきゃ って気分がつづくときは、見えないタスクに疲弊していることがります。
####取り組みポイントは以下です。
1.まずは、自分にとって比較的取り組みやすい課題から始める
2.未完了を完了させるための協力者をつくる
3.達成感を得る仕組みをつくる
4.なぜ未完了を完了させるのか、その目的を意識する
5.やらないことも完了とする