ちょっとこれは役立つかどうかわからないのですが。
なのでどこにも寄稿できない内容なのですが、テクニックとしては面白いのでQiitaさんに投稿します。
VBAを使う人にはもしかしたら何かのケースで役立つかもしれない知識です。
普通、ファイルプロパティといえば、作成日とか作成者が自動で記録されますよね。
Microsoft Officeで作成するものって、独自にユーザー定義の名前でプロパティを作ることができるんです。
さらにExcelであれば、セルの値をプロパティ値に設定でできるんです。
Excelのプロパティ操作
Excelのプロパティの操作は、ファイルタブで行います。
ファイルタブをクリックするとこんな風にプロパティを表示できます。
タイトルとかタグとか分類とかはここで入れることができます。
このプロパティのところをクリックすると詳細プロパティが出てきます。
詳細プロパティをクリックするとこんな画面に。
この画面では、独自のプロパティ名を設定し、追加できます。
プロパティ名を入力するか、リストから選んで、種類を選んで値を入力し、追加ボタンをクリックすれば、その名前のプロパティに入力した値がセットされます。
セルの値をプロパティにする
セルの入力値を独自に設定したプロパティの値とすることができます。
そのためにはセルに名前を付けなければなりません。
セルに名前を設定する方法は、
例えばセルA1に「評価対象者」という名前を設定するには、セルB5をクリックして、名前ボックスに「評価対象者」と入力します。
でも、名前を設定するセルがB2からB5まであって一回一回の操作は面倒なので、A2からB5まで選択して、数式タブの選択範囲から作成をクリックします。
するとこんなのが出てくるので、左端列にチェックを入れてOKします。
これで左のA列の入力値が名前となってB列のセルに名前が付きました。
あとは詳細プロパティで、内容にリンクのチェックを入れて、値をドロップダウンリストから選んでプロパティ名を入力して追加していきます。
次のようにセル内容を変更して
詳細プロパティを見てみると
変わってますね。
結衣のかわいいは10でもよかった気がします。
このプロパティをどう使っていくか
というわけでここまではめっちゃすごい感じがするのですが、このユーザー設定のプロパティは、Windows標準の検索方法で検索できませんし、エクスプローラーでも見えません。
このあたりがおしいところで、せめてファイルの検索対象になってくれると嬉しかったりします。
Windowsの検索はExcelファイルの入力値でも検索してくれるので近いところまではできるのですが。
一つだけ読み出す方法があって、VBAでだと読み出せます。
ActiveWorkbook.CustomDocumentProperties("プロパティ名").Value
これで読み出せます。
だから、例えば、セルの決まったところに値を入れられない時は、対象セルに名前を付けておいて、その名前を使ってファイル名を決定したり、いろいろな分岐をしたりというVBAが考えられるかもしれないです。
じゃあセルの名前を読み出すNameプロパティでもいいかもねって話になるかもしれません。
もしかしたら、VBA以外の言語ならセルの名前のNameプロパティは使えなくても、ファイルプロパティは使えるかもしれないからそんな時に使うのかなって思いました。
まとめ
マイクロソフトさんには、
エクスプローラーの検索で独自のファイルプロパティでも検索できるようにしてほしい。
同じくエクスプローラーで独自のファイルプロパティを表示できるようにしてほしい。
筆者主観では、結衣のかわいさは10。さとみの大人っぽさも10。