サーバの設定
前回まででインフラ部分は完成したので次にサーバの中身を設定していきます。
Linuxのバージョン確認
まず、Linuxのバージョンを確認してみます。
Oracle-Linux8はRHEL8.5なんですね。
ストレージ容量
次にAmpereシェイプデフォルトのストレージ47GBのうちユーザーが使えるのがどれくらいのサイズか確認します。
/(ルート)にマウントされているストレージとして28GB使えるようです。
私に取っては十分です。
ツール
使いやすいようにいくつかツールとかを入れていきます。
私は最初にUNIXを触ったときにNEmacsから入っているのでviよりもemacs派ですw
あと、tcshも入れました。
この辺は好みの問題なので使わなくても全く問題ありません。
タイムゾーンの設定
Oracle-LinuxはデフォルトでUTCになっているようです。
そこでJSTに変更します。
これで無事にJSTになりました。
1行目はオリジナルファイルのバックアップです。
運用の経験のある方は必ずこのように切り戻しができるようにバックアップを作成すると思いますが、プライベートで触るときもバックアップを取る癖がつきました。
selinuxの無効化
いろいろとやっかいなselinuxは無効化しておきます。
#4で設定状況を確認し、エディタで設定ファイルを開いて設定変更しています。
「SELINUX=disabled」に変更しました。
再起動で設定が反映されるので再起動します。
# reboot
再起動後に設定を確認してみます。
Disabledに変わっていますね。
Firewallの無効化
Firewallを無効化するのに抵抗のある方もいるかも知れませんが、まずはサービスにアクセスできるのを確認するために無効化します。
# systemctl stop firewall
Apacheのインストール
yumって簡単でいいですよね。
昔はmakeするのにIMakeFileをいじったりCCのバージョンはどれを使えば良いのかわからなかったりして結構大変でしたが、今は一発で入ってとても便利です。
Apacheはデフォルトで/var/www/htmlがDocumentRootになっていますが、cgiは使えないようになっていたと思いますので設定を一部変更します。
この部分のコメントを外します。
あとは対象のディレクトリを指定してExecCGI属性を指定してあげる必要がありますが、そこはcgiを移行する時に設定しようと思います。
Apache起動
この状態でApacheを立ち上げてみます。
エラー無く立ち上がったようです。
早速、ブラウザでつなげてみましょう。
無事にApacheにつながりました。
以上、今回はHTTPサーバにつながるところまで出来上がりました。
次回は、実際にホスティングサービスで動いているCGIプログラムをOCIへ移行して動かしてみます。