論文のデータを用意する中でなかなか検索してもヒットしなかったので、ここにメモ程度に。
ただ、これ以外に色々なところでエラーが出るので、万能薬ではないです。とりあえず試してみる的にお考えください。
#1: 環境
OS: WIndows 10
QGIS: 2.18.13
#2: 全体的な作業
作業自体はとても簡単です。特殊なプラグインは必要ありません。
プロセッシングツール内のものは使います。
全体的な作業は以下のような流れになります。
- ジオメトリの確認(妥当性、整合性のチェック)
- 不正なジオメトリを修正
- 妥当なジオメトリと統合
#3.1: ジオメトリの確認
ここでは、どのジオメトリがおかしなことになっているか確認します。
ツールバー内にある、
ベクタ>ジオメトリツール>妥当性のチェック
(バージョンによっては”整合性のチェック”になっているかも?未確認です。。。)
を選択。
ここで、おかしなことになっているレイヤーを選択し、実行。
そのまま実行すると、レイヤーには
妥当な出力、不正な出力、エラー出力、の3つの一時的レイヤーができます。
#3.2: 不正なジオメトリの修正
3.1でできた不正な出力を修正していきます。
プロセッシングツールボックスで、v.buffer.distanceを実行します。
(プロセッシングツールボックスで検索してみてください。GRASS GISコマンド>Vector内にあるかと思います。)
ここで変更点は、Buffer Distanceを0に変更します。
実行後、Bufferレイヤーができて、不正なジオメトリ―を修正できました。
#3.3: 妥当なジオメトリと統合
3.1でできた妥当な出力と、3.2でできたBufferを、
ベクタ>空間演算ツール>統合 で一つのレイヤーにしましょう。
完成です。
#4: 最後に
こちらの方法でも対処できないものも結構ありました。
徐々に更新できればと思ってます。
最後までありがとうございました。