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やらかしの記事がバズって2週間の記録とQiitaの「トレンド」について

Last updated at Posted at 2023-12-18

おはようございます!この記事は、モイ Advent Calendar 2023 の18日目です。気がつけば、今年のアドベントカレンダーも残り1週間ですね。

「本番サーバー60台のホスト名を全部 cat にしてしまった話」

先日、本番環境などでやらかしちゃった人 Advent Calendar 2023「本番サーバー60台のホスト名を全部 cat にしてしまった話」 というテーマで記事を投稿したところ、とてもたくさん見ていただき、最終的に 11万 views を超える閲覧数を叩き出しました

弱小エンジニアの自分としては見たことのない数字でひたすらビビっていました

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今日は、この記事がバズって何が起こったのか、投稿してから今日までのことを忘れないうちに振り返りたいと思います。Qiita アナリティクスを利用して、本日までの具体的な数字の推移も最後に見ていきます。

また、今回の経験から Qiita の「トレンド」の仕様についてわかったことがあり、今後も参考になりそうだと感じたのでそれについても書いていきます。どんな立派な記事も読まれなければという、言わば技術記事におけるマーケティングの側面に関連してくると思います

1日目:投稿

会社の Organization に紐づく記事としての投稿になるため、コンプライアンスは最重要事項です。まだこの会社で働いていたいので、上司に確認を実行しました。

自分 「下書きチェックお願いします!」
上司 「ヤバそう。
上司 「まぁ、いいか。何年も前って書いてるし。よいんじゃないでしょうかー :ok_woman:

ありがとうございます!!いい会社でした。
そのあとお風呂に入って23時くらいに記事を投稿し、X で宣伝して寝ました。

このツイートのほうも普段からすればありえないほど数字が回り、助かる!という感じでした。しかし、全体からすればまったく大したことはなく、とにかく記事を読んだ人たちが各自たくさん紹介ツイートをしてくれたというのが影響大だと感じました。X の通知欄が何日にもわたってにぎやかでした

2日目:トレンド入りと、はてブと、ITmedia NEWS

Qiita に「トレンド」というページがあり、それなりに多くの人が更新をチェックしていて、ここに載るということが Qiita では記事を見てもらうきっかけとして重要であることが知られています。投稿から3日以内の記事が掲載対象のようです。

トレンドの更新は毎日 5:00 と 17:00 の2回で、おそらく前の更新からいいね数がいくつ増えたかによってランキングが決まっている模様です。今回の記事は翌朝 5:00 のトレンドには間に合わなかったようでしたが、その後 17:00 に3位でトレンド入りし、さらにいいねを増やしました。

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おまけに、今回の記事は はてなブックマーク でも多くのブックマークを獲得し、人気エントリーにも載りました。ここからの流入もけっこうあったという感覚です。設定していなかったのですが、Qiita には Google Analytics 連携の機能があり、これをやっておけばもっと色々なことがわかったのかもしれません

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しまいには ITmedia NEWS の速報として取り上げられるという事故まで起こりました。そんなこともあるんですか?

3日目:トレンド1位を奪取

2日目の 17:00 に3位でトレンド入りを果たした後、3日目の 5:00 にトレンド2位 → 17:00 にトレンド1位と駆け上がっていきました。

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また、週間のユーザーランキングに食い込んだりといったことも起こりました

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さらに、「本番環境などでやらかしちゃった人」カレンダーが全体のランキングで3位に入ってきました。他のカレンダーとの参加者数の差がすごい。

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4日目:週間トレンド記事一覧に載る

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Qiita 公式の 「週間トレンド記事一覧」 という記事があります。週2回、日曜と木曜の 5:00 頃に更新で、4.5万フォロワーの公式 X で告知されたりすることもあるようですが、この記事自体からの流入はあまりない印象です。

しかし、この「週間トレンド記事一覧」が重要なのは、日曜日に更新されたランキングのベスト20が、次の水曜日のメルマガにそのまま載る という点です。メルマガのほうは、けっこうな威力があります。

5日目:カレンダー参加者の誘致に成功

しばらくはたった3人の過疎カレンダーだったのですが…

そのあと奇跡的にバトンが引き継がれ、記事を出してから5日目には参加者も10人にまで増えていました。記事を投稿した目的のうちの1つが、このアドベントカレンダーに参加者を呼び込むことだったので、嬉しかったです

しかも、これを書いている現在の様子では、さらに集まってもらえていました

個人的な胸アツポイントは、今回の記事で以下のようなコメントのやりとりをさせてもらった方が、最終日にクリスマスツリーを突き立ててくださったというところです。

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メリークリスマス!!

8日目:ランキング速報メールにカレンダーが掲載

アドベントカレンダーが開催中ということで 「過去最高参加人数を突破🔥Qiita Advent Calendar 2023ランキング速報」 というメルマガが届きました。「本番環境などでやらかしちゃった人」カレンダー、上位に掲載です。

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今日現在の様子を見る感じでも、購読者数ランキングのほうでは、このままトップを走ってくれるような予感があります

10日目:メルマガでピックアップ

Qiita から毎週水曜日にメルマガが届くのですが、その内容のうち1つに 「先週いいねが多かった投稿ベスト20」 という特集があります。そしてメルマガ自体のタイトルが、このベスト20の中からピックアップで設定されるという仕様がありますが、なんとそれに選ばれました

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2位でしたが、タイトルのインパクトでしょうか

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このメルマガでピックアップされたタイミングから、X でシェアされた通知が再び鳴りはじめ、メルマガの威力の高さを思い知りました。私もこのメルマガはしばしばよい発見があるので購読を続けていましたが、けっこう見られてるんですね

なお、このベスト20が「週間トレンド記事一覧」の日曜日の更新から来ていることは、4日目のところで述べたとおりです。

12日目:月間トレンド記事一覧と Qiita マイルストーン

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公式の 「月間トレンド記事一覧」 にも載りました。結果は5位でした。こちらは影響としては微風だと思いますが、比較的ながい期間で掲載されることになるので、ちょっと嬉しいと思います

あと、X 関連としては Qiita 公式アカウントの中に Qiita マイルストーン というのがありまして、記事のいいね数やコントリビューションの節目節目にお知らせしてくれるという活動があります。こちらも、流入元になるというよりは、お知らせされた本人がちょっと嬉しいという効果だと思います。

さらに、Qiita 人気の投稿(1.4万フォロワー)という公式アカウントの活動も確認できましたが、こちらにはどのような基準でピックアップされるのか不明でした。今回の記事は取り上げてもらえませんでした。

14日目:Qiita アナリティクスの数字を見せます

Qiita アナリティクス をご存知でしょうか。Qiita に投稿した記事について「view 数」「いいね数」「ストック数」を毎日自動でスプレッドシートに記録してくれるスーパー便利ツールです。

7月にたまたまこちらの記事を見かけた当時に自分でも設定していたので、今回のバズについて初日から Qiita アナリティクスが観測してくれていました。こんな感じです

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毎日23:30頃にデータを取得してくれているそうですので、1日目は投稿してからほとんど時間がなく、雰囲気は合っていますね。2日目にトレンドに載るなど爆伸びしてから、トレンドから落とされる4日目くらいまでがスゴい数字です。

また、いい感じのグラフも出力してくれます。

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グラフで見ると、より初速のスゴさと、10日目にメルマガでピックアップされた際にグッと流れが変わっているところがとてもわかりやすいですね。

ちなみに、今回の1記事で Qiita のコントリビューションがめちゃくちゃ貯まりました。もともと150くらいだったものが一撃で800以上になり、社内のコントリビューションバトルでもかなり優勢となりました。やっていくぞ

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おわりに

けっこう長くなってしまいましたが、以上が今回の記事をリリースしてからの顛末でした。

Qiita 公式のトレンドとメルマガ、そして SNS のバイラルを制することで、Qiita の記事をバズらせることができそうですね!という、ちょっとアホになっているときの ChatGPT がする回答のような結論になってしまいました。狙ってできれば誰も苦労しない!

あと、なぜか今回は起こらなかったこととして、エンジニア採用の応募は1つも来なかったというのがあります。記事をOrganization に紐づけてサイレントにアピールしてもまったく意味がないということがわかってまいりました。

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この会社名の部分も11万回は表示されたはずなのですが、1人もカジュアル面談にもたどりつかないのはけっこう不思議ではないでしょうか。「チャンネル登録お願いします」をわざわざ言わないとチャンネル登録してもらえないって YouTuber が言っていたのと同じですね

そんなこんなで、ツイキャスを運営するモイでは現在、やらかしちゃった経験のあるエンジニアを積極採用中です。弊社では、さまざまな修羅場に揉まれてきた26人のエンジニアがいろいろな経験を活かして働いています。よかったらぜひお願いします!

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