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SAP CP Trial環境でMulti Target Applicationを作ってみる【DBModuleの作り方】

Last updated at Posted at 2020-05-13

はじめに

前回、SAP CloudPlatform Trial環境でMTA(Multi Target Application)を作成して
Cloud Foundry環境へSAPUI5アプリをデプロイするところまで試してみました。

【前回】
 新しくなったSAP CloudPlatform Trial環境にSAPUI5アプリをデプロイしてみた

UI部分の作成方法に続いて、
DB ModuleやJavaアプリケーションを用いて
 DB ⇔ OData ⇔ Fiori
の連携を実現できるMTAプロジェクト作成を目指します。

※※
MTAアプリケーションとは?
 参考URL
※※

今回はSAP CloudPlatformのTrial環境上でMTAのDB Moduleを作成してみます。
※Trial環境の事前準備等は前回記事参照

HANA HDI Containerのインスタンス作成

WebIDEでのMTAプロジェクト作成を行う前に事前準備として
HDI Containerのサービスインスタンス生成を行います。

SAP CloudPlatformのコクピットにアクセスし、
サブアカウント(trial) > スペース(dev)の管理画面に遷移します。

↓サブアカウント(trial)
図1.png

↓スペース(dev)
図2.png

スペース(dev)管理画面の右側メニューにある「Service MarketPlace」を押下します。
Cloud Foundry環境のサービス一覧が表示されるので、その中から「SAP HANA Schemas & HDI Containers (Trial)」を選択します。

図4.png

「SAP HANA Schemas & HDI Containers (Trial)」のサービス管理画面で「Instances」を押下し、
「New Instance」でサービスインスタンスを生成します。
図5.png

立ち上がってくるダイアログ画面で以下のように設定します。

Planをhdi-shered選択し、Next
図6.png

2つめ、3つめの画面では設定せずにNext押下、
最後にInstance Nameを設定し、Finish
demoSheredという名前でインスタンスを生成)
図9.png

以下のようなダイアログが表示された場合はOK押下
図10.png

Instanceの一覧に新しいインスタンスが表示され、
ステータスがCreatedになったら完了です。
図11.png

MTAプロジェクトの作成

HDI Containerを作成が完了したら、
次はTrial環境のWebIDEにアクセスします。

※※
WebIDEでCF環境の開発を行う事前準備として、
CF環境設定が必要です。
※※

MTAプロジェクトの作成を参考にMTAプロジェクトを作成します。

今回はdemoAppという名称
いったん、UI部分は作成しないため、
「Use HTML5 Application Repository」のチェックをつけていません。
最終的にはUI部分も作成するため、「Use HTML5 Application Repository」のチェックはつけておいたほうがいいです。
※チェックをつける/つけないでなにが変わるのかはこちら参照

image.png

下図の通り、mta.yamlのみのプロジェクトが作成されます。
図13.png

DBModuleの作成

demoAppプロジェクトを右クリック→「New」→「SAP HANA Database Module」を押下します。
図14.png

名称(demoDBMod)を入力しNext
image.png

SchemaName(demoSchema)を入力しFinish
image.png

demoDBModのディレクトリが作成されました。
image.png

HDI Containerの操作

DBModuleは作成できましたが、
HDI Containerの中身については何も準備できていない状態なので
今後参照できるように適当なテーブルを作ってみます。

作成したdemoDBModを右クリックし、「Open HDI Container」を押下します。
図15.png

DataBase Explorerが起動するので、
「+」を押下して今回作成したHDI Containerのインスタンスを追加します。

図16.png

下図のように
DataBase TypeがHDI Containerになっていれば
作成したインスタンス(demoShered)が選択できるはずなので、
選択してOKを押下します。

image.png

処理が完了すると以下のように表示されました。
image.png

とりあえずSQLのコンソールが立ち上げられたので、
テスト用にテーブルを作成してみます。


create table product (id int not null primary key, name varchar(10), col varchar(10));

図17.png

Tablesを確認するとテーブルがちゃんと作成されていました。
図18.png

あとは「Genelate INSERT Statement」等でデータを増やしたりします。
image.png

image.png

おわりに

上記まででひとまずMTAで実現する
  DB ⇔ OData ⇔ Fiori
のDB部分を作成できたと思います。

次はOData部分をJavaアプリケーションで作成したいと思います。

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