プログラミング初心者向けに書いております。
iPhoneアプリ開発の入門者に見せるために記事を書いており
他の言語学習においても汎用的な内容であると思います。
「引っかかる」という状態は、参考書の通りにしたのに結果が参考書通りにならないことを指します。
学習初期に引っかかるパターンは3つです。
・参考書が間違っている
・参考書と違う文字を入力している
・参考書と手順が違う
これらを攻略する方法を色々な手順で説明します。
1.参考書の誤植・古いなどの理由による間違い
参考書は、誤植がある可能性があります。
プログラムは一文字でも違うと動きませんから、誤植は致命的です。
発行元のサポートページにて正誤表がある場合があるので確認してペン入れしましょう。
正誤表のページURLは参考書の最初か最後の方のページに記載されている場合が多いです。
また古い問題に関しては、出来るだけ新しい参考書を買ったり、詳しい人に相談してみましょう。
2.スペルミス(書き間違い)
学習初期で最も多いのは、スペルミスです。
間違っている行にはエラーや警告が出ますので、その辺りを参考書と見合わせて誤字脱字がないか調べましょう。
3.スペルミスの見つけ方
3.1.エラー・警告文を読む
エラー・警告文は簡単な英語です。Google翻訳にでもかけて何となく読んでみましょう。
ただし、文章の指示に従ったところで問題が解決する分けではありません。
おそらくスペルミスですから、文章は参考程度にスペルミスが無いかじっくり観察しましょう。
以下の参考画像のAの三角形はその文字辺りが怪しいと言うヒントです。
Bの赤いアイコンがエラーを表しています、クリックするとエラー文が表示されます。
3.2.エラー・警告行の先頭を疑う
一気にエラーが複数表示される場合があります。
この場合は、エラー1個目もしくは1個目より上の行に注目して下さい。
1個目のエラーのせいで出ている2個目のエラーを見ても解決にしにくいです。
3.3.大文字小文字の違いに気をつける
myTableViewとmytableViewは違う文字として認識されます。
Tとtなどの大文字小文字の打ち間違いが無いか確認して下さい。
3.4.次の行に打ち直す
[self.view addSubviewself.webView];
[self.view addSubview:self.webView];
このように2行目に書いてみましょう。
元の行と、打ち直した行を見比べればスペルミスに気づけます。
3.5.ヘッダー側のスペルミスを疑う
エラー・警告が出ている箇所がスペルミスしているとは限りません。
.mのファイルを見ていた場合は.hを見直してみましょう。
3.6.それでも駄目なら教科書の間違いを疑う
公式の正誤表に載っていない誤りがある可能性があります。
誰かに相談してみましょう。
4.Storyboardを使ったときに自動生成されたコードを修正した場合
このような自動生成されたコードを修正した場合は、Storyboardも直す必要があります。
出来れば、Storyboard側から修正した方が良いのですが、難しければプロジェクトを作り直してやり直してみましょう。
5.参考書の手順と違う
参考書と違う手順でやってしまっているかもしれません。
間違った手順を途中から正すのは難しいので、最初からやり直してみましょう。
もし上手くいったとしても、古い方は残しておきましょう。
上手くいった新しい方と、失敗した古い方を誰かに見せることが出来るなら聞いてみましょう。
5.1.画像が表示されない!そのファイルは存在しますか?
UIImage等を扱う際にxxxx.pngなどの文字を入れる場合がありますが
そのファイルはプロジェクト内にありますか?
プロジェクト内に無いpngファイルを指定しても何も表示されません。
これも参考書の手順と違うことをしていると言えるでしょう。
7.コメントを書いてプログラミング内容をより理解する
スペルミスや手順を間違うのは、プログラミングに対する理解がまだ低いからかもしれません。
書いたコード全てにコメントを書いてみて理解を深めましょう。
コメントに関してはどの参考書にも序盤に書いてありますので確認してみて下さい。