はじめに
お疲れ様です!兼業主夫SESの@yone051319です!
この度、4ヶ月間のプロジェクトが無事に終了し一息ついたところです。
新入社員とプロジェクトにジョインしまして、教える側(?)の立場となり試行錯誤しながらあっという間の4ヶ月でした。
先日、新人君とプロジェクトの振り返りを1on1ミーティングした際に気づいたこと、自分自身の反省をまとめました。
登場人物とプロジェクト
1 筆者
- 非情報系卒のエンジニア歴3年
- プログラミングよりもオムツ交換の方が得意
2 新人君
- 情報系卒
- JavaSilverを半月で取得するポテンシャルの持ち主
- コミュニケーションがかなり苦手
3 その他のメンバー
- 客先常駐先のPL
- 客先常駐先の新卒メンバー(2人)
WEBアプリケーションのエンハンスプロジェクトに基本設計フェーズの8月から参画し、11月末にリリースを目指す。
筆者と新人君で主に新規画面(4画面)の追加と既存画面(2画面)の改修を担当する。
新人君のフォローは筆者が主に担当し、作業状況の報告は個別でPLに報告を行う。
プロジェクトの振り返り
1on1ミーティングを実施しました。その内容を箇条書きで書いていきます。
1.目標の振り返り
目標
「自分からコミュニケーションをとりにいく姿勢を持つこと」
=> 達成率は60%
・特にPLに対してのアプローチが遅れてしまった。
=> 自信がなくて報告や相談が遅れることが多かった。
2.作業プロセスの自己評価
プロジェクトの進捗
「設計/製造フェーズでは遅れたが、テストフェーズではオンスケで作業を完遂できた」
=> プロジェクトの後半のテストフェーズでは、スケジュールを意識して作業を行うことができた。
問題発生時の対応について
「ドキュメントの書き方から、基本的なプログラミングまで先輩(筆者)に聞くことで解決していた」
=> 少しでも自分で調べてから聞くべきであった。
3.コミュニケーションとチームワーク
チームメンバーとの協力について
「先行してモンキーテスト実施した際に、製造担当者に仕様の詳細をヒアリングする事ができた」
=> 機能面や動作内容、前提条件を理解する事ができ、単体テストで網羅できてなさそうなテスト内容を実施する事ができた。
「自分の聞きたいことが相手に伝わらない事があった」
=> 質問内容をもっと具体的にするべきであった。聞きたい内容に対しての状況説明が曖昧であったため、回答者への負担が多くなってしまう事があった。
4.技術的な挑戦
Java、javascriptでの開発について
「自信が無いため、毎回先輩(筆者)に確認してもらう状況であった」
=> もう少し自分の裁量で実装できたのではと考えている。
「フロント実装については、知識不足で実装が難しかった」
=> 何が分からないかも分からない状況、苦手意識がある。
「SQLについて勉強しなければならない」
=> データの取得方法を工夫すれば、Javaのロジックが簡単になる場面が多くあった。使いこなせるようになりたい。
5.自己評価
自身の役割や業務について
「4割くらいはできた」
=> テストフェーズにおいてはスケジュールを守る事ができた。
「製造フェーズでは力になれていなかった」
=> PLからの「日々の業務で成長して欲しい」が達成できていない。期待された役割を全うできていないと考える。
「メンバーとのコミュニケーションは成長できた」
=> 聞きたい事があったときに即座に聞く動きができるようになった。
6.その他
プロジェクト全体
「あまりの不甲斐なさに2回泣いた」
=> 仕様を誤解したままテストを実施し、半日を無駄にしてしまった事があった。
=> 他の新卒メンバーと自身を比較して、チームに貢献できていない自分自身を情けなく思った事があった。
7.筆者から新人君へのフィードバック
プロジェクト全体を通じて80点
「コミュニケーションが苦手ではあるが、成長を感じた」
=> プロジェクトの初期ではコミュニケーションロスによる遅延が発生した。この時に二人で話し合って、朝会1on1ミーティングの開催やペアプログラミングを施策した。その結果、コミュニケーションロスを解消する事ができた。また、新人君が他のメンバーとコミュニケーションを取る練習をすることもでき、非常に良かった。
「他にもたくさんいい所あったよ」
- 業務に対して真摯に取り組み、やり遂げようとする姿勢が凄い
- テストを淡々とコツコツ消化するのは凄い(作業実績に波が無い)
- 自分で発見した過去の参考資料を全体チャットで共有するなど、チームに貢献できていて非常に良かった
「理想の自分に対しては【ステップ】を踏もう」
=> 例えば、山登り未経験の人が富士山に挑戦するのは難しいから、近所の山を散策することから始めるように、目標に向けて段階を踏もう。
「コミュニケーションのハードルを下げよう」
=> 仕事におけるコミュニケーションは「報連相」ができれば100点です。質問するときのテンプレートを作り、コミュニケーションの1歩目のハードルを下げよう。
8.次のプロジェクトに向けて
「継続すること」
- 自分から聞きにいく姿勢を続ける
- 与えられた業務を全うする努力を続ける
「課題」
- 特に技術面。製造フェーズで力になれていない
- 自分自身の与えられる業務への理解が曖昧
「挑戦すること」
- 説明内容を理解した上で作業に取り掛かることを意識すること
- SQL文を操れるようになること
- 自分の意見や考えを言えるようになること
最後に
今回のプロジェクトで初めて新卒をフォローしながら業務を行いました。
反省点としては、下記の4点です。
- タスクの細分化を筆者が行ったこと
- 手段ではなく答えを教える事が多かったこと
- 新人君のフォローに回りすぎて、残業が増えてしまったこと
- 新人君のメンタル不調に気が付けなかったこと
設計/製造フェーズにおいてコミュニケーションロスによる遅延が発生してから、新人君が自身の裁量で考える余地を狭めてしまっていたことが挙げられます。遅れを取り戻すことはできましたが、新人君の成長を阻害していたことは反省しなければなりません。
また、新人君へのフィードバックの回数を増やすべきでした。新人君が気が付いていない良い面を指摘し、伸ばしていく事ができればメンタル的な不調も回避できた事が考えられます。
新人君の成長のためを思った振り返り1on1ミーティングでしたが、結果として筆者の力のなさを痛感した結果となりましたが、実施して本当に良かったなと思います。
エンジニアとして技術をつけることはもちろんですが、組織の人間として、後輩育成のスキルを身につけていけるように努力します。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!
頑張ります!!