Slackのインカミングウェブフックは、外部アプリケーションからSlackにメッセージを投稿するための簡単な方法です。この記事では、インカミングウェブフックの設定方法と使用方法について詳しく説明します。
インカミングウェブフックの設定手順
- Slackアプリを作成する(既にある場合はスキップ可能)
- インカミングウェブフックを有効にする
- インカミングウェブフックを作成する
- 作成したウェブフックURLを使ってメッセージを投稿する
1. Slackアプリの作成
まず、Slack APIのウェブサイトでSlackアプリを作成します。アプリ名を決め、インストール先のワークスペースを選択してください。
2. インカミングウェブフックの有効化
アプリの設定ページで「Incoming Webhooks」を選択し、「Activate Incoming Webhooks」をオンにします。
3. インカミングウェブフックの作成
「Add New Webhook to Workspace」ボタンをクリックし、ウェブフックを追加するチャンネルを選択します。承認後、ウェブフックURLが生成されます。
4. メッセージの投稿
生成されたウェブフックURLを使用して、HTTPリクエストを送信することでメッセージを投稿できます。以下は基本的な例です:
POST https://hooks.slack.com/services/T00000000/B00000000/XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
Content-type: application/json
{
"text": "Hello, Slack!"
}
高度なフォーマット
Slackのメッセージは、Block Kitを使用してより豊かな表現が可能です。以下は、Block Kitを使用した例です:
{
"blocks": [
{
"type": "section",
"text": {
"type": "mrkdwn",
"text": "新しい通知があります:"
}
},
{
"type": "section",
"fields": [
{
"type": "mrkdwn",
"text": "*タイプ:*\n重要"
},
{
"type": "mrkdwn",
"text": "*作成者:*\n山田太郎"
}
]
}
]
}
注意点
- ウェブフックURLは秘密情報として扱い、公開リポジトリなどに掲載しないよう注意してください。
- インカミングウェブフックでは、デフォルトのチャンネル、ユーザー名、アイコンを上書きすることはできません。
- メッセージの削除はインカミングウェブフックではサポートされていません。
まとめ
インカミングウェブフックは、外部アプリケーションからSlackにメッセージを送信する簡単で効果的な方法です。基本的な使用方法から高度なフォーマットまで、様々なニーズに対応できる柔軟性を持っています。
詳細については、Slack APIのドキュメントを参照してください。