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IaaS・PaaS・SaaSの違いをパン屋さん🍞で例えてみる

Last updated at Posted at 2025-04-06

「クラウドサービスにはいろいろな種類があるって聞いたけど、違いがよくわからない…」
そんな方に向けて、この記事では「IaaS」「PaaS」「SaaS」という3つの分類についてやさしく説明していきます

そもそも、クラウドサービスって?

クラウドとは、インターネットを通じてソフトウェアやサーバー、開発環境などを利用できる仕組みのこと。
その中でも、何をどこまで提供するかによって、クラウドサービスは大きく3つに分けられます。

  • IaaS(アイアース):インフラだけを借りる
  • PaaS(パース):インフラ+開発環境を借りる
  • SaaS(サース):完成されたアプリをそのまま使う

パン屋さんでたとえてみると?

この3つの違いを、パン屋さんにたとえてみましょう。

🍞 IaaS(Infrastructure as a Service)

「パンを一から自分で焼く」イメージ。

パンを作るための「オーブン」「作業台」「電気や水道」など、設備だけを貸してもらえるイメージです。
材料やレシピ、焼き加減などはすべて自分で決める必要があります。

✔️ 自由度は高いけれど、そのぶん準備や管理の手間も多め。

主なサービス例:
AWS(EC2)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform


🥖 PaaS(Platform as a Service)

「パン作りの道具とレシピ、材料が用意された状態」

オーブンもあるし、粉やバターも揃っていて、生地作りのステップも決まっている。
あとは成形して焼くだけ! という状態です。
開発者はアプリの「中身」だけに集中できます。

✔️ パンを作るプロセスの大半が用意されているのでスピード重視のときに◎

主なサービス例:
Heroku、Google App Engine、Microsoft Azure App Service


🥐 SaaS(Software as a Service)

「すでに焼き上がったパンを買って食べる」感覚。

自分で焼いたり、レシピを考えたりする必要はありません。
すぐに使える・食べられる状態のサービスです。

✔️ 簡単・手間いらずで、誰でもすぐに使い始められるのが魅力です。

主なサービス例:
Google Workspace(Gmail、Googleドライブなど)、Slack、Zoom、Salesforce、Dropbox

まとめ:要件に合ったスタイルを選ぶことが大切

クラウドサービスには「何を自分でやって、何をほかに任せるか」の違いがあります。
パン屋さんのたとえで振り返ると…

  • IaaS:お店と設備だけ借りて、自分でパンを焼く(自由だけど手間がかかる)
  • PaaS:パン作りの準備が整っていて、焼くだけ(手間はかかるがスピーディで効率的)
  • SaaS:完成品を買ってすぐ食べられる(すでにある完成品を使うので手軽で便利)

どのサービスを使うべきかは、導入する目的や制約条件、時間やリソースによって変わります。

「カスタマイズして作りたい」「セキュリティを保証して作りたい」「とにかくすぐに使いたい」
あなたのチームに合ったクラウドの使い方を見つけてみてくださいね🍞🌿

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