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【Rails】【SQL】子モデルの最新レコードを基準に親モデルをソートする方法

Last updated at Posted at 2022-07-07

大阪でRailsを中心に学習している薬剤師エンジニア(初学者)こと、ヨマ(@yoma_2003)です!
Railsで子モデルの最新レコードを基準に親モデルをソートする方法をまとめます。

※おことわり※
断定口調でまとめますが、初学者であるため間違い等あればご指摘頂けると嬉しいです。

はじめに

Railsで次のような親子関連を持ったモデルがあったとします。

character.rb
class Character < Application Record
  has_many :topics
end
topic.rb
class Topic < ApplicationRecord
  belongs_to :character
end

charactersテーブル

id name describe
1 田中 初学者
2 鈴木 Rails学習中
3 佐藤 サウナ好き

topicsテーブル

id content    created_date character_id
1 joinsメソッドにてついて 2022-07-01 2
2 whereメソッドについて 2022-07-04★ 2
3 Rubyとは 2022-06-28 1
4 Qiitaとは 2022-07-05★ 1
5 おすすめのサウナ 2022-07-07★ 3
6 サウナの入り方 2022-07-03 3

※それぞれのキャラクターの最新トピックに★をつけています。

やりたいこと

  • キャラクターそれぞれの最新トピックが新しい順にキャラクターを並べ替えたい

具体的には、子モデルであるtopicsテーブルのcreated_dateカラムが最新のものを基準に、親モデルのcharactersテーブルをソートしたい。

取得したいcharactersテーブル

id name describe
3 佐藤 サウナ好き
1 田中 初学者
2 鈴木 Rails学習中

ちなみに、update_at(一意な値といえる)などで取得する方法もありましたが、子モデルに日付編集機能を導入したくcreated_dateという自作のカラム(重複することあり)でもソートできる方法考え少しハマったので、その方法をまとめてみました。

結論

AcrtiveRecordのjoinsメソッドやorderメソッドの使用も考えましたが、
今回は、シンプルに生のSQLを読み込めるActiveRecordのfind_by_sqlメソッドを用いてソート機能を実装してみました。

character.rb
class Character < Application Record
  has_many :topics

  scope :sort_new, -> {find_by_sql(
    "SELECT c.*, MAX(t.created_date)
    FROM characters c
    INNER JOIN topics t ON t.character_id = c.id
    GROUP BY t.character_id
    ORDER BY max(t.created_date) DESC"
  )}
end
characters_controller.rb
class CharactersController < ApplicationController
  def index
    @characters = Character.sort_new
  end
  ・・・
end

解説

SQL以外の部分

モデル.rb
scope :sort_new, -> {find_by_sql("SQL文")}
コントローラー.rb
@characters = Character.sort_new
  • scope(スコープ)とは、クラスメソッドを使う際、可読性を保つためにあるものです。

上記の様にfind_by_sqlなどの記述が長くなりそうなクラスメソッドをコントローラーに書かず、モデルに新たなクラスメソッドとして定義することで、コントローラーでは簡潔な記述で処理を呼び出すことができます。

  • -> (ラムダ)とは、続くブロックをオブジェクト化してProcと呼ばれるオブジェクトにするものです。

SQL部分

SELECT c.*, MAX(t.created_date)   --③t.create_dateの最大値とcharactersテーブルの全カラムを取得
FROM characters c
INNER JOIN topics t ON t.character_id = c.id   --①charactersテーブルとtopicsテーブルを結合
GROUP BY t.character_id   --②t.character_idでグループ化
ORDER BY max(t.created_date) DESC   --④t.created_dateの最大値でソート

SQL評価順序を考えて記述し、結合したテーブルからレコードを絞り、ソートします。

結合したテーブル

id  name  describe id content    created_date character_id
1 田中 初学者 3 Rubyとは 2022-06-28 1
1 田中 初学者 4 Qiitaとは 2022-07-05★ 1
2 鈴木 Rails学習中 1 joinsメソッドにてついて 2022-07-01 2
2 鈴木 Rails学習中 2 whereメソッドについて 2022-07-04★ 2
3 佐藤 サウナ好き 5 おすすめのサウナ 2022-07-07★ 3
3 佐藤 サウナ好き 6 サウナの入り方 2022-07-03 3

※それぞれのキャラクターの最新トピックに★をつけています。created_at、update_atカラムは省略。

  • ポイントはGROUP BYでまとめたレコードにMAXを使用することで、グループごとのcreate_dateの最大値を取得し、この最大値で最後にソートを実行している点です。

最終的にSQLではMAX(t.create_date)というカラムも出力されますが、find_by_sqlメソッドではモデルに定義されたカラムしか返さないので必要なcharactersの全カラムのみが返され、ソートされたcharacterインスタンス群が取得できます。

結果、ビューでは以下の順でレコードが表示されます。

取得できた@characters

id name describe
3 佐藤 サウナ好き
1 田中 初学者
2 鈴木 Rails学習中

おわりに

私はMySQLを使用しておりますが、以下のページに、データベースの種類によってはGROUP BYの挙動が違うという情報がありました。
未確認ですが、気になる方は参考にして下さい。

PostgreSQLの場合Group ByではSELECTで登場する関数以外をGroup byに書く必要があります。MySQL, SQLliteでは全て書く必要はない。

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