所用にて掲題の環境を準備する必要があったので、動くようになるまでをメモしてみました。
あまりこの辺りに詳しくないので不備もあるかもしれませんが、お役に立てば幸いです。
OpenJDKのダウンロード
JDKにはいくつか種類があるが、ここではOpenJDKを使うことにする。
https://openjdk.java.net/
2020年10月現在、最新はJDK15だったのでこれのWindows向けをダウンロード。
Windows向けをダウンロードして解凍し、出てきた「jdk-15」を任意のフォルダに配置する。
Java Extension Packのインストール
VSCodeの拡張機能からJava Extension Packをインストールする。
インストールしたら、Ctrl+,
で設定を表示し「Java:Home」で検索、「settings.jsonで編集」をクリックして上記で配置した「jdk-15」のフォルダを指定する。
この際、以下のようにしてバックスラッシュを2つ重ねる必要がある。
"java.home": "C:\\hoge\\hoge\\jdk-15"
Javaプロジェクトの作成
-
Ctrl+Shift+P
で「Java: Create Java Project ...」を選択 - 「Select the project type」でMavenを選択
- 「Select an archetype ...」で「maven-archetype-quickstart」を選択
- 「Select a version ...」で1.4を選択
フォルダを選択してJavaプロジェクトを作成しようとすると、環境変数JAVA_HOME
が設定されていないとのエラー。
Error: JAVA_HOME not found in your environment.
Please set the JAVA_HOME variable in your environment to match the
location of your Java installation.
PowerShellを管理者権限で起動して、以下のコマンドでシステム環境変数JAVA_HOME
にJavaの格納パスを設定。
[System.Environment]::SetEnvironmentVariable("JAVA_HOME", "C:\hoge\hoge\jdk-15", "Machine")
その後VSCodeを再起動。(再起動しないと上記のエラーが解消されなかった。)
再度Javaプロジェクトを生成して、各種IDを設定。
Define value for property 'groupId': (パッケージ名にしたいものを指定)
Define value for property 'artifactId': (jar名にしたいものを指定)
Define value for property 'version' 1.0-SNAPSHOT: : (入力せずデフォルト値のまま)
Define value for property 'package' (groupIdに入力したもの): : (入力せずデフォルト値のまま)
生成したJavaプロジェクトのフォルダをVSCodeで開いたら、プロジェクトの作成は完了。
ビルドの実行
VSCodeのエクスプローラーペインにて、srcフォルダの配下にあるApp.javaを右クリック、「Run」を実行するとビルドされ、ターミナルに「Hello World!」が出力される。
JUnit4→5への変更
Javaプロジェクトを作成したそのままだと、JUnit4が使用されていたので、JUnit5に変更する。
JUnit5のサンプルプロジェクトがあるので、そのpom.xmlを参考に、作成したプロジェクトのpom.xmlを変更する。
https://raw.githubusercontent.com/junit-team/junit5-samples/r5.7.0/junit5-jupiter-starter-maven/pom.xml
今回はこのように変更した。
+ <dependencyManagement>
+ <dependencies>
+ <dependency>
+ <groupId>org.junit</groupId>
+ <artifactId>junit-bom</artifactId>
+ <version>5.7.0</version>
+ <type>pom</type>
+ <scope>import</scope>
+ </dependency>
+ </dependencies>
+ </dependencyManagement>
+
<dependencies>
<dependency>
- <groupId>junit</groupId>
- <artifactId>junit</artifactId>
- <version>4.11</version>
+ <groupId>org.junit.jupiter</groupId>
+ <artifactId>junit-jupiter</artifactId>
<scope>test</scope>
</dependency>
</dependencies>
pom.xmlを保存すると、同期をするか確認するダイアログが表示されるので「Now」をクリックして同期をする。
これでJUnit5が使用できるようになる。