あとで追加・編集します。
WEBサービスを作っていて、事業の方法論としてのリーン・スタートアップの用語をまとめました。
用語集
リーン・スタートアップ
事業の立ち上げに関する方法論のうち、仮説の構築、製品の実装、および軌道修正、という過程を迅速に繰り返すことによって、無駄な無価値な要素を最小限に抑えつつ素早く改良を続け、成功に近づく、というビジネス開発手法。
MVP
Minimum(最小限の)-Viable(実行可能な)-Product(製品)の略。要となる仮説に基づいた、実用最小限の製品。類語としてプロトタイプ。「MVPとは、(Build-Measure-Learnの)フィードバック・ループ1周を回せる『必要最低限の労力』+『最低限の実装時間』バージョンの製品(『リーンスタートアップ』)」
参照
BMLのフィードバックループ
Build(構築)-Measure(計測)-Learn(学習)の略。類語としてPDCA。
定量的手法をソフトウェア開発に持ち込んだ、ソフトウェア工学者のトム・デマルコ氏は、“You can’t control what you can't measure”(測定できないものを扱うことはできない)という名言を残した。「仮説なきデータに意味は無く、仮説なき定量検証に学びは無い」あるように、仮説を立て、定量的に測定するループを繰り返す方法論であり、思想がリーンスタートアップといえる。
ピボット
本来「回転軸」を意味する英語で、転じて近年は企業経営における「方向転換」や「路線変更」を表す用語。とりわけスタートアップ企業が当初の事業戦略に行き詰まって、大きな軌道修正を余儀なくされたり、まったく別のアイデアに取り組んだりすること、またそうした経営判断そのもの。
アーリーアダプター
イノベーター理論におけるグループ一つ。社会と価値観を共有しているものの、流行には敏感で、自ら情報収集を行い判断する初期少数採用者のグループ。「オピニオンリーダー」となって他のメンバーに大きな影響力を発揮することがある。全体の13.5%を構成する。イノベーターとアーリーアダプターの割合を足した16%のラインが、商品普及のポイントで、「普及率16%の論理」として提唱されており、アーリーアダプターとアーリーマジョリティとの間には容易に超えられない大きな溝(キャズム)がある。
ペルソナ
企業が提供する製品・サービスの最も重要で象徴的なユーザモデルのこと。徹底したユーザ視点からニーズをつかみ、ユーザモデルを開発(発見)することをペルソナデザインという。
デモグラフィック
人口統計学的属性。顧客データ分析の切り口のひとつ。性別、年齢、住んでいる地域、所得、職業、学歴、家族構成などその人のもつ社会経済的な特質データ。
リーン生産方式
1980年代にMITでトヨタ生産方式を研究し、その成果を再体系化・一般化したものであり、生産管理手法の一種。製造工程におけるムダを排除することを目的として、製品および製造工程の全体にわたって、トータルコストを系統的に減らそうとするのが狙い。英単語のleanは「贅肉のとれた」。
日本の製造業の生産システムはボトムアップ型に基づいた暗黙知ベースのシステムが形成されていることが支配的であり、その中で結果としてムダが排除されていく。しかしボトムアップでは部分最適に陥りやすく、局所的にムダが排除されても全体で見た場合にはムダが排除しきれていない状態が生じやすい。言い換えれば「いびつな贅肉の取れ方=ダイエットに失敗した状態」が起こりうる。それらを踏まえMITで行われた研究は、それらとトップダウン型の形式知ベースのシステムとの融合やその体系化などである。トップダウン型になることによって、全体最適が追求しやすくなり、組織全体としてバランスがよくなりムダを排除しやすくなる。
アジャイル開発
迅速かつ適応的にソフトウェア開発を行う軽量な開発手法。反復 (イテレーション) と呼ばれる短い期間単位を採用することで、リスクを最小化しようとしている。 1つの反復の期間は、プロジェクトごとに異なるが、1週間から4週間くらいであることが多い。
フィット・アンド・フィニッシュ
ニーズや嗜好に対するぴったし感と仕上がりの良さ。