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初心者プログラマが1年でAIコンペで入賞し、IT大手に入社するまで。

Last updated at Posted at 2022-04-08

はじめに

この記事は私がプログラミング初心者からIT大手にエンジニアとして内定されるまでの流れを、使用していた学習ツールや参加したイベントなどを紹介しながら振り返ります。2019年10月にプログラミングを始めて2020年11月に内定をもらったので、約1年間の軌跡を時系列順に振り返ってみます。

きっかけ (2019年10月)

まず、なぜ未経験者の私がプログラミングを始めようと思ったのかを説明します。
私は大学時代、経営学部情報システム科に所属していました。といっても、「少しITに詳しい経営学部生」くらいのスキルセットでした。
就活生時代、BIG4の企業説明会を受けていると「経営学部で情報システム科なのはいいけど、結局君は何ができるの?」と問われた事があります。
その時私は経営学部でしたが長期インターンの経験もなく、情報システム科なのにプログラミンを触った事がありませんでした。そこで私は、他の就活生との差別化の意味も含め、プログラミングの学習を始めました。
(初めはビジネスサイドとエンジニアサイドの間を通訳するビジネスマンを目指していたのですが、いつの間にか、プログラマの方がメインになっていました。)

Codecademy (2019年10月)

以前私のブログでも紹介した、プログラミング学習プラットフォームです。日本語の対応はしていませんが、ファーストステップにはピッタリだと思います。基本的に課金制なので、1ヶ月という期間を決めて、その期間中にPythonのコースを終わらす意気込みで受講していました。「お金を払っている」という枷を自分にかけ、積極的に学習をしていました。

Codecademyの詳細はこちら記事をご覧ください。

いちばんやさしいPythonの教本 (2019年11月)

CodecademyでPythonの基礎を学んだ後、いちばんやさしいPython機械学習の教本(株ビープラウド)を読みながら手を動かしてプロジェクトをこなしました。本書で紹介されているプロジェクトを自分なりにアレンジしながら様々な成果物を出しました。自分で調べながらコードを書いている時が一番身になったと思いました。

ファイル名

インターン (2019年12月)

ITスタートアップの企業に(ほぼ)直談判し、無償インターンに参加させていただきました。現役ゴリゴリのエンジニアの方から手取り足取りAIの作り方を学び、とても勉強になりました。便利ツールやショートカットキーなど、本にのらないノウハウの部分は、現場の人に教わるのが一番だと思いました。

AtCoder (2020年1月)

競技プログラミング(プログラミングの正確さと速さを競う競技)に参加していました。AtCoderは日本最大級の競技プログラミングプラットフォームで、毎週様々な大会が開かれます。出されたお題に対して的確なプログラミングを書く。という物です。
例えば、

問題文
高橋君の家には、高橋君、高橋君の父、高橋君の母の 3 人が住んでおり、全員が毎晩風呂で髪を洗います。
風呂には、高橋君の父、高橋君の母、高橋君の順に入り、それぞれシャンプーを A,B,C ミリリットル使います。
今朝の時点で、ボトルには V ミリリットルのシャンプーが残っていました。このまま補充しない時、初めてシャンプーが不足するのは誰が使おうとした時ですか? 

という問題で、
どんなA,B,C,V の値でも正しい人物がアウトプットされるプログラムを書く。
といった感じです。

過去問なども公開されており、膨大な問題数があるので、それを永遠に解いていました。プロジェクトでは得られない、ロジカルシンキングや小技を習得する事ができたと思います。

理転 (2020年2月)

「理転」という言い方が正しいのかわからないのですが、私の学部では基礎的な統計学も必修科目であった事もあり、Rプログラミング言語を使った統計学の講義を積極的に受け始めました。
プログラムが動かなく、何が何だかわからない状態の中、諦めずにPCと向き合い続ける忍耐力も培われました。エンジニアとしては必須スキルかもしれません。
(私のコア能力はここで培われました)

AIコンぺ (2020年9月)

理転した際に得た知識を活かし、AIの精度を競う大会に参加しました。AIに関する本を読み漁り、質の良いAIを作るため、トライ&エラーを繰り返した結果、現役のデータサイエンティスが参加するAIコンペで入賞する事ができました。

内定 (2020年11月)

経営学部で培ったビジネスマインドと知識、上記AIコンペを軸にエンジニアとしての実力をアピールしたところ、「内定」をいただく事ができました。

終わりに

思い返すと、オンラインリソースを活用し能動的に情報を集める事と、新しい世界に飛び込んで行く勇気があれば誰にだって出来る事だと思いました!
今文系のあなた、プログラミングスキルをつけて、エンジニア畑で頭ひとつ飛び抜けてみませんか?

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