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CloudTechカレンダーAdvent Calendar 2021

Day 22

EC2(AmazonLinux2)環境でのRails6.0/MySQL構築手順

Last updated at Posted at 2021-12-21

はじめに

本記事ではAWSのEC2,VPC,RDSを用いた基本的な構成でRailsアプリケーションを動作するまでの手順を記述しています。
現時点では最終的に http://パブリックIP:3000でアクセスできるまでの手順となっています。
本番を想定した設定に関しては随時記載していきます。

VPC作成

1 VPCダッシュボードを開き、「VPCを作成」を押します。
スクリーンショット 2021-12-20 23.01.30.png

「VPC作成」画面から名前タグ、IPV4CIDRブロックを入力し、「VPCを作成」を押してください。

  • 名前タグ: rails-vpc
  • IPv4 CIDR: 10.0.0.0/16

スクリーンショット 2021-12-20 23.05.39.png

VPCを作成する際、プライベートIPv4アドレスの範囲は下記範囲内で作成します。

クラス 範囲
クラスA 10.0.0.0 ~ 10.255.255.255 (10.0.0.0/16)
クラスB 172.16.0.0 ~ 172.31.255.255 (172.16.0.0/16)
クラスC 192.168.0.0 ~ 192.168.255.255 (192.168.0.0/16)

IPv4 用の VPC とサブネットのサイズ設定

サブネットの作成

パブリックサブネットの作成

VPCダッシュボードを開き、「サブネット」画面から「サブネットを作成」を押します。
スクリーンショット 2021-12-21 19.23.49.png

「サブネットを作成」画面から必須入力項目を設定し、「サブネットを作成」を押します。

  • VPC ID: 先ほど作成したVPC
  • サブネット名: rails-public-subnet01
  • アベイラビリティーゾーン: ap-northeast-1a
  • IPv4 CIDR ブロック: 10.0.10.0/24

スクリーンショット 2021-12-21 19.27.49.png
スクリーンショット 2021-12-21 19.32.59.png

プライベートサブネットの作成

VPCダッシュボードを開き、「サブネット」画面から「サブネットを作成」を押します。
スクリーンショット 2021-12-21 19.23.49.png
「サブネットを作成」画面から必須入力項目を設定し、「サブネットを作成」を押します。

  • VPC ID: 先ほど作成したVPC
  • サブネット名: rails-private-subnet01
  • アベイラビリティーゾーン: ap-northeast-1a
  • IPv4 CIDR ブロック: 10.0.20.0/24

スクリーンショット 2021-12-21 19.27.49.png
スクリーンショット 2021-12-21 21.49.56.png

インターネットゲートウェイにアクセスできるよう設定する

インターネットゲートウェイの作成

1 「インターネットゲートウェイ」から「インターネットゲートウェイの作成」を押します。
スクリーンショット 2021-12-21 22.46.48.png

2 「インターネットゲートウェイの作成」画面にて名前タグを設定し、「インターネットゲートウェイの作成」を押します。
スクリーンショット 2021-12-21 22.48.15.png

3 作成されたインターネットゲートウェイを選択し、「VPCにアタッチ」を選択します。
スクリーンショット 2021-12-21 22.53.30.png
「VPCにアタッチ」画面にて作成したVPCを選択し、「インターネットゲートウェイにアタッチ」を押します。
スクリーンショット 2021-12-21 22.52.44.png

パブリックサブネット用のルートテーブルの設定

1 作成したパブリックサブネットに紐づいているルートテーブルを押します。
スクリーンショット 2021-12-21 22.59.39.png

2 「ルートテーブル」画面に遷移するので「ルート編集」を押します。
スクリーンショット 2021-12-21 23.01.51.png

3 「ルート編集」画面にて作成した「インターネットゲートウェイ」を設定します。

  • 送信先: 0.0.00/0
  • ターゲット: 作成したインターネットゲートウェイ

スクリーンショット 2021-12-21 23.06.03.png

プライベートサブネット用のルートテーブルの設定

1 「ルートテーブル」から「ルートテーブルを作成」を押します。
スクリーンショット 2021-12-21 23.08.58.png

2 「ルートテーブルを作成」画面にて対象項目を設定し、「ルートテーブルを作成」を押します。

  • 名前: rails-private-subnet01
  • VPC: 作成したVPC

スクリーンショット 2021-12-21 23.10.27.png

3 「サブネット」から作成したプライベートサブネット選択し、ルートテーブルの関連付けを編集します。
スクリーンショット 2021-12-21 23.49.14.png

4 「ルートテーブルの関連付けを編集」画面から作成したプライベートサブネット用のルートテーブルを選択し、「保存」を押します。
スクリーンショット 2021-12-21 23.51.19.png

EC2作成

1 EC2ダッシュボードから「インスタンスを起動」を押します。

スクリーンショット 2021-12-21 22.08.37.png

2 「AMIの選択」画面にて 「Amazon Linux2」を選択し、「選択」を押します。
スクリーンショット 2021-12-21 22.10.04.png

3 「インスタンスの設定」画面にて、ネットワーク、サブネットに作成したVPC,パブリックサブネットを設定します。
スクリーンショット 2021-12-21 22.14.50.png

4 「ストレージの追加」画面では特に変更は不要のため「次のステップ:タグの追加」を押します。
スクリーンショット 2021-12-21 22.23.38.png

5 「タグの追加」画面では、Nameタグを追加し、「次のステップ:タグの追加」を押します。スクリーンショット 2021-12-21 22.26.08.png

6 「セキュリティグループの設定」画面にて、 SSH,HTTPのプロトコルの通信できるよう新しくセキュリティグループを作成設定します。
スクリーンショット 2021-12-21 22.29.58.png

7 「インスタンス作成の確認」画面にて設定内容を確認し、「起動」を押してください。
スクリーンショット 2021-12-21 22.34.09.png

その後、「既存のキーペアを選択するか、新しいキーペアを作成します。」の画面が表示されるので、すでに作成されている場合は作成したキーペアを設定して 「インスタンスの作成」を押してください。
スクリーンショット 2021-12-21 22.36.03.png

「インスタンス」画面にて、「インスタンスの状態」が「実行中」であり、「ステータスチェック」が「2/2のチェックに合格しました」と表示されましたら作成完了です。

EIPの作成

1 「Elastic IPアドレス」から「Elastic IPアドレスを割り当てる」を押します。
スクリーンショット 2021-12-21 23.56.14.png

2 「Elastic IPアドレスを割り当てる」画面から「割り当て」を押します。

  • タグ: rails-webserver-eip
    スクリーンショット 2021-12-22 0.02.50.png

3 作成されたEIPを選択し「Elastic IPアドレスの関連付け」を選択します。
スクリーンショット 2021-12-22 0.05.33.png

4 「Elastic IPアドレス関連付け」画面から対象のEC2インスタンスを選択し、「関連付ける」を押します。
スクリーンショット 2021-12-22 0.05.39.png

5 パブリックIPv4アドレスにてSSH接続ができるか確認します。

ssh -i 'SSHキー' ec2-user@IPアドレス

RDSの作成

すでに作成したサブネットを参考に別のリージョンにサブネットを作成します。

パブリックサブネットの作成

VPC: 作成したVPC
サブネット名: rails-public-subnet02
アベイラビリティーゾーン: ap-northeast-1c
IPv4 CIDR: 10.0.30.0/24

スクリーンショット 2021-12-22 0.16.52.png

プライベートサブネットの作成

VPC: 作成したVPC
サブネット名: rails-private-subnet02
アベイラビリティーゾーン: ap-northeast-1c
IPv4 CIDR: 10.0.40.0/24

スクリーンショット 2021-12-22 0.21.01.png

サブネットグループの作成

1 RDSから「サブネットグループ」を押し、「DBサブネットグループを作成」を押します。
スクリーンショット 2021-12-22 0.24.11.png

2  「DBサブネットグループ」から対象の入力項目を設定します。

  • 名前: RailsSubnetGroup
  • 説明: RailsSubnetGroup
  • VPC: 作成したVPC
  • アベイラビリティゾーン: ap-northeast-1a, ap-northeast-1c
  • サブネット: 各AZのパブリックサブネット

スクリーンショット 2021-12-22 0.27.35.png
スクリーンショット 2021-12-22 0.27.42.png

DBの作成

1 データベースから「データベースの作成」を押します。
スクリーンショット 2021-12-22 0.33.22.png

2 DB作成画面から対象項目を設定します。

  • エンジンのオプション: MySQL
  • ユースケース: 開発/テスト
  • DBインスタンスのクラス: db.t2.micro
  • DBインスタンス識別子: rails-db
  • マスターユーザー名: 任意のユーザー名
  • パスワード: 任意のパスワード
  • VPC: 作成したVPC
  • サブネットグループ: 作成したサブネットグループ
  • アベイラビリティーゾーン: ap-northeast-1a
  • データベース名: 任意のDB名

セキュリティーグループの修正

1 作成したDBの「VPCセキュリティグループ」を押します。
スクリーンショット 2021-12-22 1.04.42.png

2 RDSセキュリティグループの修正

  • Nameタグ: RailsDB
  • インバウンドルール
    • タイプ: MYSQL/Aurora
    • ソース: Webサーバーのセキュリティグループ
      スクリーンショット 2021-12-22 1.09.25.png

Railアプリケーションのセットアップ

# 既存のプログラムアップデート
sudo yum -y update

# 環境構築に必要なパッケージインストール
sudo yum  -y install git make gcc-c++ patch libyaml-devel libffi-devel libicu-devel zlib-devel readline-devel libxml2-devel libxslt-devel ImageMagick ImageMagick-devel openssl-devel libcurl libcurl-devel curl wget

# nodenvのインストール
git clone git://github.com/nodenv/nodenv.git ~/.nodenv
echo 'export PATH="$HOME/.nodenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
echo 'eval "$(nodenv init -)"' >> ~/.bash_profile

# シェルの再起動
exec $SHELL -l

# node-buildのインストール
git clone https://github.com/nodenv/node-build.git ~/.nodenv/plugins/node-build
# nodeのインストール
nodenv install 15.14.0
nodenv rehash
nodenv global 15.14.0
# yarnのインストール
sudo wget https://dl.yarnpkg.com/rpm/yarn.repo -O /etc/yum.repos.d/yarn.repo
sudo yum -y install yarn

# rbenvのインストール
git clone https://github.com/sstephenson/rbenv.git ~/.rbenv
echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile
source .bash_profile

# ruby-buildのインストール
git clone https://github.com/sstephenson/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build
rbenv rehash

# Rubyのインストール
rbenv install 3.0.1
rbenv global 3.0.1
rbenv rehash

# Rubyのバージョン確認
ruby -v

# MariaDBのアンインストール
yum list installed | grep mariadb
sudo yum remove mariadb-libs.x86_64

# MySQL8.0のリポジトリ追加
sudo yum localinstall -y https://dev.mysql.com/get/mysql80-community-release-el7-3.noarch.rpm

# MySQL8.0リポジトリの有効可
sudo yum-config-manager --disable mysql57-community
sudo yum-config-manager --enable mysql80-community

# クライアントツールのインストール
sudo yum install -y mysql-community-client mysql-devel

# MySQLのバージョン確認
mysql --version

# RDSの接続確認
mysql -h rdsのエンドポイント -u root -p

Gitの設定

# GitHubの設定
ssh-keygen
# 鍵が生成されたか確認
ls -la ~/.ssh
# 公開鍵の表示、値をGitHubにアクセスし登録を行う
cat ~/.ssh/id_rsa.pub

# Railsアプリケーションの取得
git clone 対象リポジトリのgiturl

環境変数の設定

.bash
export DATABASE_DEV_USER="ユーザー名"
export DATABASE_DEV_PASSWORD="パスワード"
export DATABASE_DEV_HOST="RDSのエンドポイント"
database.yml
default: &default
  adapter: mysql2
  encoding: unicode
  host: <%= ENV['DATABASE_DEV_HOST'] %>
  username: <%= ENV['DATABASE_DEV_USER'] %>
  password: <%= ENV['DATABASE_DEV_PASSWORD'] %>

初期セットアップ

# 環境の設定
bin/rails db:environment:set RAILS_ENV=development

# DB作成
bundle exec rails db:create
bundle exec rails db:migrate
bundle exec rails db:seed

3000番ポートの解放

Railsサーバーで使用するポート番号を解放します。
EC2Webサーバーのセキュリティグループのインバウンドルールにルールを追加します。
スクリーンショット 2021-12-22 3.31.31.png

起動

bundle exec rails s -b 0.0.0.0

下記URLにアクセスにRailsアプリケーションが起動することを確認します。

参考URL

EC2インスタンスにRails + MySQL環境構築
【AWS EC2】Amazon Linux2にMySQLのclientだけをインストールしてRDSに接続する方法
【AmazonLinux2】MySQL2のGemをインストールする際にエラー

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