ライブラリjarやJavaDocのjarファイルを作成する方法を別記事に掲載しているが、作ったjarファイルを使うにはどうしたらええの?? というやつ。
ちなみにWindows前提で記載しているので、Macの方は脳内変換して頂きたい。
※この手順はライブラリjarやJavaDocのjarファイルを使うほうのプロジェクトで実施する。
決してライブラリjarやJavaDocのjarファイルを作る方ではない。
◆大まかな手順
- cmdファイル(.cmd)を作成する
- cmdファイルを実行しjarファイル/JavaDocのjarファイルをインストールする
- エディタ(cursor/VScode)を再読み込みする
◆詳細手順
1.cmdファイル(.cmd)を作成する
以下の内容にてcmdファイル(.cmd)を作成する。
SET groupId=グループID
SET artifactId=アーティファクトID
SET jarVersion=JARのバージョン
SET jarFile=フルパス指定のJARファイル名-%jarVersion%-library.jar
SET javaDocFile=フルパス指定のJavaDoceJARファイル名-%jarVersion%-javadoc.jar
@echo off
echo **************************************************
echo JARインストール
echo **************************************************
@echo on
powershell -Command "./mvnw.cmd clean"
powershell -Command "./mvnw.cmd dependency:purge-local-repository"
powershell -Command "./mvnw.cmd install:install-file -Dfile='%jarFile%' -DgroupId='%groupId%' -DartifactId='%artifactId%' -Dversion='%jarVersion%' -Dpackaging=jar"
@echo off
echo **************************************************
echo JavaDocインストール
echo **************************************************
@echo on
powershell -Command "./mvnw.cmd install:install-file -Dfile='%javaDocFile%' -DgroupId='%groupId%' -DartifactId='%artifactId%' -Dversion='%jarVersion%' -Dpackaging=jar -Dclassifier=javadoc"
@echo off
echo **************************************************
echo Please Ctrl+Shift+P [Developer: Reload Window]
echo **************************************************
@echo on
基本的にはWindowsのバッチファイルなので、色々察して自身の環境に合わせてほしい。
ポイントは基本的にバッチファイルなんだけどMavenのコマンドをPowerShellコマンドで実行しているところ。
PowerShellコマンドを使わずに、直接./mvnw.cmd ~
で実行すると、成否に関わらずそこで終了する。
2.cmdファイルを実行しjarファイル/JavaDocのjarファイルをインストールする
ターミナルで上記のコマンドファイルを実行する。
./コマンドファイル名
のように「./」を付けるのを忘れないように。
cursorやVScodeを起動した直後ならいいんだけど、1回ライブラリjarを使ったあとに修正したライブラリjarを再度インストールしようとするとエラーになる場合がある。
ちなみに↓のコマンドでエラーが出る分には無視して良い。
powershell -Command "./mvnw.cmd dependency:purge-local-repository"
↓のコマンドでエラーが出ている場合はインストールに失敗している。
powershell -Command "./mvnw.cmd install:install-file ・・・
jarファイルを掴んでいるからなんだけどcursorやVScodeを再起動すればインストールができる。
※そもそもインストールが上手くいかない人は、そっちを先に解消しといてね。
3.エディタ(cursor/VScode)を再読み込みする
インストールが正常にいった場合、エディタにjarを認識させるため再起動する。
・・・再起動はメンドイので再読み込みを行う。
Ctrl+Shift+p
を押してDeveloper: Reload Window
を選択し、エディタの再読み込みを行う。
(さっきのcmdファイルの最後に@echoで書いていたヤツ。忘れないように表示している)
ちなみにjarの再インストールが上手くいかないときもこのreloadを行うと上手くいく(何回かreloadすると上手くいく(笑))