はじめに
Finchさえあれば他何もインストールすることなくRailsを簡単に試せる方法(Finched Rails CLI)を紹介をします。 Finchとは、AWS により開発されたLinuxコンテナーを構築、実行、公開するためのOSS CLIです。Finchさえあれば、いくつかのコマンドをコピー&ペーストするだけで、Railsアプリをすばやく起動できます。 なお、Finched Rails CLI は Docked Rails CLIのフォークであり、ほぼほぼフォール元流用でDockerじゃなくてFinchで動かすようにしただけというものです。
注意: 2023年1月現在、FinchはmacOS (すべてのMac CPUアーキテクチャ)のみをサポートしています。将来的な他のアーキテクチャのサポートについては、Finchリポジトリを参照ください。
これを試みた理由はとても単純で、Railsを動かしたいけど何かごちゃごちゃ関連ソフトウェアを入れたくなくて、またデスクトップ上のLinuxコンテナー管理はDocker DesktopではなくFinchをつかっているためです。Docker Desktopについてどうこういうつもりはありません😉
Quickstart
まだインストールしていない場合はFinchをインストールしてください。
brew install --cask finch
次に、以下をコピー&ペーストして実行してください。
finch volume create ruby-bundle-cache
alias finched='finch run --rm -it -v ${PWD}:/rails -v ruby-bundle-cache:/bundle -p 3000:3000 --entrypoint "" ghcr.io/yokawasa/rails/cli'
これで、上記で作成したaliasであるfinched
を使ってRails アプリの開発を開始する準備が整いました。
以下のようにweblog
という名前のRailsプロジェクトをつくってRailsサーバを立ち上げてみてください。
finched rails new weblog
cd weblog
finched rails generate scaffold post title:string body:text
finched rails db:migrate
finched rails server
上記でつくったRailsアプリは、http://localhost:3000/posts で確認できます。
open http://localhost:3000/posts
これだけです。
Enjoy developing Rails app with Finch!