リテラル
リテラルとはプログラム中に直接書かれた値を指します。この記事ではC言語における文字列リテラルおよび、整数リテラルの種類と使い方について解説します。
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開発環境
- Windows11
- Visual Studio 2022
文字列リテラル
文字列リテラルはダブルクォート"
で囲まれた文字の並びです。
#include <stdio.h>
int main( void )
{
// "で囲まれていれば文字、数字関係なく文字列リテラル
printf( "ABC" );
printf( "123" );
return 0;
}
整数リテラル
整数リテラルはプログラム中に直接書かれた整数のことを指します。整数リテラルには2進数、8進数、10進数、16進数による表記方法が用意されています。
#include <stdio.h>
int main( void )
{
printf( "値は%dです。\n", 0b01100100 ); // 2進数で表記
printf( "値は%dです。\n", 0144 ); // 8進数で表記
printf( "値は%dです。\n", 100 ); // 10進数で表記
printf( "値は%dです。\n", 0x64 ); // 16進数で表記
return 0;
}
実行結果
値は100です。
値は100です。
値は100です。
値は100です。
整数リテラルには、基数(進数)を表すための接頭辞があります。0b
で始まる整数は2進数、0
で始まる整数は8進数、0x
で始まる整数は16進数として扱われます。なお、%dは10進数で値を表示する書式指定子なので、整数リテラルの進数関係なく常に10進数で表示されます。
また、コメントや文字列リテラル内に書かれている数値は整数リテラルではありません。間違いやすいので注意してください。