概要
前回記事で自作したメインマシンにCentOSをインストールし、KVMのホストとしました。
機能が限定的な無償版のESXiを入れるのは諦めました。
ESXiとKVMについて
前回記事まではESXiを入れるつもりだったのですが、RAIDを認識してくれないことが判明したのでやめました。
サポートしているI/O製品が検索できます。
https://www.vmware.com/resources/compatibility/search.php
今回使おうとしていたのはマザーボードによるRAIDで、ハードウェアRAIDとソフトウェアRAIDの中間にあるFakeRAIDです。
OSの設定で実現するソフトウェアRAIDとは違い、OS側で特別な設定を意識せずにRAIDが組めますが、RAIDボード上でRAID処理を実現するハードウェアRAIDとは違い共用のCPUでRAID処理を行います。
とは言えCPUに命令を出すのはOSなので、そこにオンボードのRAID回路が影響を与えるのは少し気持ち悪い気もしているのですが...
そう考えるとRAID諦めてもう普通に定期的バックアップで運用したほうが良い気もしてしまいます。
https://www.centos.org/forums/viewtopic.php?t=1365
いつかハードウェアRAIDにしたいなと思いつつ、これでスタートします。
ESXi-FakeRAIDに関してはこんな報告もいろいろあります。
http://serverfault.com/questions/407305/getting-vmware-esxi-5-0-0-with-raid-using-the-intel-x79-chipset-to-work
UEFI
下記マニュアルに従ってRAID設定を行います。
せっかくなのでUEFI Setup Utilityでの設定を行いました。
ftp://europe.asrock.com/Manual/RAID/H170M%20Pro4/English.pdf
UEFIを利用するか、BIOSを利用するかで異なるようです。
マニュアル通りに問題なく設定できました。
ついでにUEFIについて色々触りました。新鮮。
BIOSを規格化し、また16bit時代の名残を一新したものだそうです。
http://orumin.blogspot.jp/2014/12/whats-uefi.html?m=1
CentOS
CentOSをUSBで焼きます。
参考サイトが7系で実施していたため、あえて7系でやってみました。
注意点として、USBからインストーラ起動時にUEFIブートを明示的に選択しない場合、OSがBIOSモードでインストールされます。
grubのディレクトリ構造が異なるため、そうするとUEFIでブートできなくなります。
というわけで上記だけひっかかって、CentOSのインストールを通常通り完了させました。
以降の予定
KVMを入れてみます。