概要
変なソフトウェアがプリインストールされていない綺麗なデスクトップ環境と、好き放題触れる仮想化基盤と、24時間稼働する環境が欲しかったので、家でESXiサーバを作ることにしました。
BTOも考えたけれど、Windowsがプリインストールされているものばっかりだったのとせっかくなら自作デビューしてみたかったので、パーツ揃えるところからスタート。
物理構成
- マザーボード
- ASRock H170M-Pro4
- CPU
- Intel i5-6500
- メモリ
- Crucial DDR4-2133 8GB * 2
上記TSUKUMOで購入。
セットで\3,000値引きであり、なおかつASRock H170M-Pro4が\10,000で購入出来た。
Micro-ATXが人気無いから安く買えたんでしょうね。。。
- ストレージ
- Intel SSD 120GB
以前買ってノートHDDを換装しようとしたものの、なぜかIntel Mitigation Toolが
動かずに使えなかったもの。
RAID前提でチップセットをH170にしているので、2TB * 2 のHDDに置き換える予定。
SSDも平行利用してみたいですが、ESXiの仮想ストレージを触ってみてから考えます。
- ケース
- Aerocool QS-240 Window
- 電源
- 玄人志向 STANDARDシリーズ 80 PLUS 400W ATX電源 KRPW-L5-400W/80+
Micro-ATXの弊害がケース選びで発生。
Aerocool の DS Cube Windowと迷ったのですが、グラボ使わないのにそんな大きいキューブはいらなかったのと、欲しい色がないのに高いお金を払いたくないので。
上記Amazonで購入し、同時購入が多かった80PLUSの電源を、サイズだけ確認してそのまま購入。
上記で一通り動かせる環境はできたので、作り始めます。
組み立て
-
マザーボードのセッティング
- マザーボードにCPU取り付け
- 自作初心者にはカバー外すのが怖い
- マザーボードにCPUファン取り付け
- 裏のグリスに気づかず触ってしまってましたが、少しだし大丈夫でしょう...
グリスを通してCPUの熱をファン側の金属部に逃し、まとめてファンで冷やすみたいな構造らしいです
- 裏のグリスに気づかず触ってしまってましたが、少しだし大丈夫でしょう...
- マザーボードにメモリ取り付け
- 唯一慣れてる作業。相変わらずカチッとできないけど、認識出来てるといいな。
- マザーボードにCPU取り付け
-
ケースにマザーボード取り付け
- ケース解体
- ネジを外したものの、パネルの外し方に10分強悩む。
スライドさせて開くだけでした。
- ネジを外したものの、パネルの外し方に10分強悩む。
- マザーボードのIOパネルセット
- ここが曲者。アルミのI/Oパネルにささくれみたいな部分がありますが、
- そのままにするとマザーボードと合いません。なんだこれ
- スペーサーの設置
- 最初から4箇所止めてあり、特に追加していなかったのですが、仮止め後に
不安を感じたので追加で計8箇所に設置。
- 最初から4箇所止めてあり、特に追加していなかったのですが、仮止め後に
- マザーボードのネジ止め
- 立て付けがよくないのかめっちゃ苦戦しました。
もっと高いケース買えばよかった。
- 立て付けがよくないのかめっちゃ苦戦しました。
- ケース解体
-
電源、HDDのセット
- 電源の設置
- 最初大きく見えたけど、全然大丈夫でした。140mmのとこに120mmだから当 然か。
- ここで吸気方向上側にしてたけれど、後で下側に修正しました。
- 上側でフィルタしてなかったのと、落下物がファンに巻き込まれて大変なことになるみたいなので
- HDDの設置
- とりあえず使ってなかったIntelのSSDを設置。
- 3.5インチベイは後で使う予定だったので、2.5インチのスペースを使います。広い。
- 電源の設置
-
ケーブリング
- マザーボードへのケーブリング
- ATXPWR24pinのケーブリング
- 20pinと4pinが分離してるタイプのケーブルだけれど、先に20pin挿すと後から 4pinが挿せないタイプだったので地獄を見た。
- ケーブルクソ固かったけど、下記の方法で抜けた。よかった。
- http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000426671/SortID=15487495/
- 20pinと4pinが分離してるタイプのケーブルだけれど、先に20pin挿すと後から 4pinが挿せないタイプだったので地獄を見た。
- ケース上ケーブルとマザーボード間のケーブリング
- マニュアル見ながら丁寧にやれば。ケーブルは色がついているほうが+であり、マイナス側は明示的になければGND(アース)にさします。ホントかよ。
- SSDのケーブリング
- ファンのケーブリング
- 余った分をファンの外周に巻いたらファンにぶつかってしまった。うるさい。
- SSD電源のケーブリング
- ケーブリング整理
- 上記は基本的にケース裏面を通して配線。
- 余った分は適当に畳んで結束ケーブルで止める。
- すぐHDD追加予定があるのにSATAケーブルも止めてしまって後悔
- ATXPWR24pinのケーブリング
- マザーボードへのケーブリング
-
ケースを閉じて完成
- 完成!起動!成功!
- 起動してしばらくUEFIを見ていたものの、CPU温度が80℃を超えてしまい、さすがに異常と判断。
- http://hairou.at.webry.info/201510/article_1.html
- 普通こんなもんだよね...
- どうやらケーブルが邪魔でファンが始動しなかった模様なので、配線を少し整理して起動し、問題なし。
-
参考サイト
ESXiとSkylakeについて
ESXiはサポートしているハードウェアでないと動作するか怪しいそうです。
基本的にマザー/CPUではIntel VT-xが動作していれば問題ないそうですが、
https://communities.vmware.com/thread/518810?tstart=0
上記のような怪しい記事を見つけて戦慄。
自作とESXiに詳しい友人に相談したところ、興味を持ってもらえたので
試しに友人マシン(skylake)にインストールしてもらったところ、無事に動くのを確認できました。
ただしCPUは同一の6500ですが、マザーボードはちょっとランクが上のZ170 Extream4。
H170M-Pro4という安物で動くのかが心配です。
CPUはIntel VT-xをサポートしていますが、マザーボードから見えない場合があるようで...。
http://moherou.net/20151129/
自分のも調べたかったのですが調べられず。というか知ったの買った後だったし、動かなかったらどうしよう。
組み立ててBIOS見るのが楽しみです。
-> 見てみました。BIOSじゃなくてUEFIなんすね。見れました。いけるやろ。
組立後の予定
ESXi立てたらやりたいことは以下。
- CoreOS下でDocker環境
- NAS用OS作成
- CTFで使う用のOS用意
- KVM on ESXiでネスト
- Windows環境用意
- さくらのVPNサーバをトンネル用に立てて、NAT配下の自宅環境を公開
- SSD + HDD の物理環境をESXiで効率的に扱えるか
やりたいことが多いので16GBのメモリで足りるのか気になってきたけど、
その際はもう16GB増設すればいいだけなので自作って素晴らしい。
ネットワーク構成も考えなければならないので、VMWareの本買って勉強する必要があるかと思います。
本来の出発点はセキュリティの勉強なので、適度なところでそっちにシフトする予定です。