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Oracle Content ManagementのWebhookでOracle Integration Cloudを呼ぶ

Last updated at Posted at 2023-08-22

はじめに

この記事ではOracle Content ManagementのWebhookを利用してSiteが更新されたことをトリガにOracle Integration Cloud(OIC)の統合機能を呼び出す手順を説明します。今回は呼び出すだけの手順をまとめますが、このWebhookの機能を利用することでOCMが更新された際にOIC経由でメール通知をしたり、他のシステムへ連携したりすることができます。

前提

OIC - Integrationの作成

Connectionの作成

OICでトリガ用のREST APIのAdapterを使ってConnectionを作成します。
OICコンソールのメニューから"Integrations"-"Connections"に遷移し、"Create"をクリックします。

image.png

AdapterからRESTを選択し、"Select"をクリックします。

image.png

以下のように入力し、"Create"をクリックします。

項目
Name 任意の値
Identifer 任意の値(Nameを入力すると自動的に入力される)
Role Trigger

image.png

Security Policyを"Basic Authentication"に変更して"Save"します。

image.png

これでREST AdapterのConnectionが定義できました。

Integrationアプリケーションの作成

次に作成したREST AdapterのConnectionを使ってIntegrationフローを作成します。
OICコンソールのメニューから"Integrations"-"Integrations"に遷移し、"Create"をクリックします。

image.png

"App Driven Orchestration"を選択して、"Select"をクリックします。

image.png

Nameに任意の名前を入力して、"Create"をクリックします。

image.png

STARTの"+"から先ほど定義したREST AdapterのConnectionを選択します。

image.png

任意の名前を入力し、"Next"をクリックします。

image.png

以下のように入力・選択し、"Next"をクリックします。

項目
What is the endpoint's relative resource URI /任意の値
What action do you want to perform on the endpoint? POST
Configure a request payload for this endpoint チェック

image.png

"Selected the request payload format"を"JSON Sample"に変更し、その下にある"<<< inline >>>"をクリックします。

image.png

JSONのサンプル入力を求められるので、以下のJSONサンプルを張り付けします。

{
  "webhook" : {
    "id" : 1401,
    "name" : "site publish webhook oic process"
  },
  "event" : {
    "id" : "6a4674c0-0575-4df1-8cf9-45b611f67706",
    "name" : "SITE_PUBLISHED",
    "registeredAt" : "2023-07-20T05:11:18.084Z",
    "initiatedBy" : ""
  },
  "entity" : {
    "id" : "",
    "name" : "testsite",
    "action" : "publish"
  }
}

張り付けると以下のようになります。"Ok"をクリックします。

image.png

"Next"をクリックします。

image.png

"Done"をクリックします。

image.png

次にTrackingを設定します。
右上のハンバーガーメニューから"Tracking"を選択します。

image.png

execute-request-wrapper-webhook-idをドラッグアンドドロップで右側のTracking Fieldに配置し、saveをクリックします。

image.png

ここまで出来たらSaveで保存して、Closeをクリックして閉じます。

image.png

これでWebhookから呼ばれるIntegrationの作成ができました。

IntegrationのActivateとEndpoint URLの確認

一覧から先ほど作成したIntegrationの右側にあるActivateのアイコンをクリックしてアプリケーションをActive化します。

image.png

表示されるダイアログはそのまま"Activate"をクリックします。

image.png

"Run"のアイコンをクリックし、その下に表示されるMetadata URLをクリックします。

image.png

表示された画面のEndpoint URLをコピーしておきます。

image.png

OCMのSiteの作成

次にWebhookのトリガ用のSiteを作成します。
OCMのコンソールからSiteを開き、"Create"をクリックします。
こちらを参考に適当なSiteを作成します。

image.png

OCMの設定

次はWebhookの設定をします。
OCMコンソールの左のメニューからIntegrationsを開き、上のプルダウンを"Webhooks"に変更します。
"Create"をクリックします。

image.png

"Site Publishing Webhook"をクリックします。

image.png

以下の項目を入力します。

項目
Name 任意の名前
Site Type 作成したSiteのタイプ
Site Name 作成したSiteの名前
Events All current and future events
Target URL コピーしたOICのエンドポイントURL

image.png

Authenticationを"Basic"に変更し、"Details"をクリックします。

image.png

User NameとPasswordを入力し、"Save"をクリックします。
このUser NameとPasswordは利用しているIDPのものです。

image.png

右上にある"Save"をクリックします。

image.png

動作確認

最後に動作確認を行います。
自身で作成したSiteを適当に更新し、Publishを実行します。

image.png

(省略)

image.png

OCMのメニュー-Integrationsから先ほど定義したWebhookを選択し、Event Logタブを開くとWebhookの実行ログが確認できます。正常に実行されていることを確認します。

image.png

最後にWebhookからよばれたIntegrationをOICコンソールから確認します。
OICコンソールからMonitoring-Integrations-Trackingに遷移するとWebhookで呼ばれたIntegrationアプリケーションが確認できます。

image.png

このようにOCMはWebhookの機能があり、Site・Assetなどの更新をトリガにして設定したWebhookを呼び出すことができます。OICを呼び出し先に指定することで作成したIntegrationから通知を出したり、他のシステムと連携させたりすることが可能になります。

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