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[エンジニアCROSS 2015] はやぶさ2開発者に聞く~一度きりのテスト対策~

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自己紹介

Web 系、業務系システム一般

  • t_wada
  • テストが大事という考えを持っていて、power-assert 作ってる

TV 連動プラットフォーム 「M.I.E.S」

  • 鳥居さん / バスキュール
  • リアルタイムにクイズ・アンケート・応援をアプリ(スマホアプリ・web)から受け付けて、TV コンテンツに反映させる
    • ex) TV に流したゲーム画面(アクション)をスマホから操作して、リアルタイムに集計・ランキング・表示する
  • サービス特徴
    • アクセスのスパイクが発生する
    • TV 中だけサーバーが必要なので disposable なインフラ設計
  • サービス設計
    • スパイクに対しては、視聴率などからアクセス数をある程度見積もる
    • 本番が来たらスケールアウト出来るようにして、かつ、複数同時並行で環境構築が必要になるのでそれも自動化している

はやぶさ 2 の機体制御担当

  • 成田さん / 航空宇宙エンジニア
  • ロケット
    • 衛生を軌道まで運ぶ
  • 衛生
    • 地球や天体を観測する
    • 探査機とも呼ぶ
  • 航法・誘導・姿勢制御(を成田さんは開発担当している)
    • C で書く
    • 位置を求める・ex) GPSなど
    • 目的地点まで誘い導くこと・ex) 東京に電波を要求するなど
    • 姿勢を自由に変える・ex) 太陽光を安定的に受け止めたい、通信を安定させるために、写真を撮ったり
  • EDL を JAXA, JPL で研究していた
    • Entry・大気圏などを高速で超える
    • Decent・地表に降下する
    • Landing・ピンポイントに止める

テスト

テレビ連動サービス

スパイクへの対応

  • Node.js 製の負荷テストツールを自作して使っている
  • 50 万人など対応人数を超えたら参加できないようにするなど、制約をつけた運用でリスクヘッジしている

航空宇宙

地上で宇宙空間を可能な限り再現して試したりはしている

とはいえ、完全な再現は出来ないので、過去の実績数をもとに方法や材料などを評価して選択することで、再現出来ないことによるリスクを抑える

  • なので、はやぶさ2 もローテクで支えられている

用語としては、ミッションバスの 2 つがある

  • 新しい技術を使う場合には、それをミッションとして行う(ex. 新型バッテリーを搭載するミッション)
  • 月探査などのミッションには、実績のある古い技術(バス = 手段)を使う(ex. 新型バッテリーをそこで使ったりはしない)

知見の溜め方・属人性の排除

  • Lessons & Learn(気づき事項) というやり方を採用して、全員が日々書かないといけない
  • それが体系的にまとまっているのが、システムエンジニアリング
    • アポロ開発以来、発展している学問体系で、一般的に採用されている
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