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OracleDatabaseのアップグレード(バージョンアップ)やパッチ適用の手助けとなるツール、ORAdiffについて。

Last updated at Posted at 2023-10-13

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※製品チームマネージャー マイクさんの2023/8/8ブログより
https://mikedietrichde.com/2023/08/08/oradiff-is-live-compare-two-oracle-database-and-patch-releases/

ORAdiffとは何か

Oracle Databaseのリリース間(RUレベル)の変更差分(追加/削除/変更)を確認できるサイトです。

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ORAdiff概要

何の変更差分(追加/削除/変更)を確認できるのか

  • パラメータ
  • ユーザー、ロール
  • 権限
  • 修正内容
  • Oracleホーム
  • オブジェクト
    など

対応バージョン

  • 11.2.0.4 ~ 23c Free Developer Release

今後、9iや10gに関しても対応予定とのことなので追って確認します

利用ケースの例

Oracle Databaseのリリース間(RUレベル)で

  • 追加された初期化パラメータを確認する
  • デフォルト値が変更された初期化パラメータがあるのかどうか確認する、変更された場合どういった値に変更されたのか確認する
  • 削除されたシステム権限を確認する

新バージョンのDB向けに作る詳細設計のインプット情報として利用したり、運用手順やバッチスクリプトの修正点の洗い出しに活用できます。

以下のようなケースが考えられます。
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Oracle Databaseのアップグレードやパッチ適用検討時に、旧バージョンと新バージョンでマニュアルの読み込み&地道な比較作業が発生します。

そのような場合において、マニュアルの調査時間を短縮して業務効率化に貢献するのがORAdiff です。

ORAdiffの内部動作

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内部的にはそれぞれのV$ビューやデータディクショナリ等の各列の項目の比較を行っています。

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ORAdiffの注意点

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前述したとおり、ORAdiffでは初期化パラメータ等の確認項目に関して、2つのOracle Databaseリリース間(RUレベル)で 追加・削除・変更 を確認することが出来ます。

ただ、 非推奨となった確認項目に関してはORAdiffでは検知できない ことに注意が必要です。

例えば、19cから"CLUSTER_DATABASE_INSTANCES"は非推奨の初期化パラメータになりましたが、このことはORAdiffでは検知できません。

非推奨について調査したい場合は、従来と同様に以下のようなマニュアルを読みます。

ORAdiffのアクセス情報

ログインする時はサポート契約を結んでいるOracle SSOアカウントでログインできます。

その他関連リンク

  • 製品担当Mikeのブログ

  • 製品担当Jorgeのブログ

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