AWSでシステムを動かしたい。費用は?という点からオンデマンドセミナーを見ての備忘録。
「料金設定のベストプラクティス・見積もり作成ハンズオン オンデマンドセミナー」から
※2017年12月9日時点の料金体系
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/on-demand-quotation-handson/
AWSおさらい
- 初期投資が不要
- 低額な利用料金
- 従量課金(実際の使用分のみ支払い)
- セルフサービス(使いたいときに使いたい分だけ)
- リソース増強も自由度がある
見積もりで大変な部分は、従量課金部分で事前予測が難しいという声が多い。その声を解消するためのセッション
見積の考え方
- 基本的にAWS利用平均値は、9割が EC2 or RDS。この2つを軸に見積を考える
- 商用環境は、365日24時間で見積ことが大多数。これは、月額固定費として扱うことができる。
- EBS=確保した容量分の料金がかかる。アタッチされたEC2の起動・停止に関係なく費用が掛かる。
- S3 = EBSとことなり、利用している容量にのみ費用がかかる(事前に容量を確保しない)。
- リージョンごとに料金が異なります。
- ユーザーアクセスに対してレイテンシーが関係ない場合は、アメリカリージョンのほうが若干安くなる。
- AZ間の通信は、1ms程度
- データ転送 = 一番計算しずらい・・・が全体の10%ないに収まってる統計となってる。
- 動画配信等は、ちょっと違うのでアマゾン担当者にご相談くださいとのこと。
- インスタンスを停止している分は、料金は発生しない。
- スペック、ライセンスによって時間単価が変わる
- 料金ツールは、最大24時間のずれが生じている
- 料金の閾値をウォッチしてアラート送信が可能
- Amazon Linux に限っては、1秒単位での課金になっている。
- RDSのMulti-AZ は、2インスタンス分の料金がかかります。
データ転送
- 基本的にAWS利用の10%内で収まるコスト
- リージョンに対する下り通信にのみ料金がかかる。リージョンに対する上り通信は、料金がかからない。
- リージョン内の通信(AZ間の通信も微細な費用がかかるが、見積もりに含めないのが一般的)。
- 通信先リージョンで料金が異なる。
サポート料金
- 24時間365日(メール・電話・チャットでの日本語サポートを提供)
- デベロッパー(開発者向け、開発環境向け)
- ビジネス(商用環境向け)AWS利用料金の10%がかかる
- エンタープライズ(専用テクニカルアカウントマネージャがアサインされる)
概算算出時のポイント
- 物理環境とおなじ間隔でサイジングしない
- 検証環境やスタンバイ機を常に用意しておく必要はない
- AWS内部ネットワーク構成は費用にほぼ影響しない
- 割引オプションやボリュームディスカウントを見積環境後に比較考慮
- EC2 = 70%、RDS = 20%。商用環境は、24時間稼働なので月額費用として見積もる。
- この2サービスの見積もり精度を高めることが最初のミッション
- マネージドサービスの積極利用
- エンジニアのオペレーションなどの費用削減効果
お支払い方法について
- 原則クレジットカード払い
- 価格は、ドル表記
- Visa, MasterCard ならカード会社へ円請求への変更が可能
- クレジットカード払いから海外送金払いに切り替えが可能(請求書払い)
- 月2000ドルを超える支払いが継続して確実に見込める場合>営業に問合せ
- 請求代行会社によるお支払い
- AWSのパートナーが実施している代行サービス
概算見積もりの注意点
- 見積ツール利用
- 注意点
- 日本語が表示されていない場合は、画面右上の言語選択で「日本語を選択」
- 無料利用枠のチェックを外す
- どのリージョンで見積もりするのかを選択(リージョンで料金差異がある為)