ネットワークとコンテンツ配信
AWS内のネットワークおよびコンテンツ配信サービスについての備忘録
サービスの概要・特徴・料金などを簡潔(できれば)に記載します。
Amazon VPC (Amazon Virtual Private Cloud)
概要
完全に制御できる仮想ネットワーキングをクラウドで構築できるサービス
特徴
- リージョンサービス
- AWS上に任意IPアドレスレンジのプライベートネットワーク空間(仮想的なデータセンター)を構築できる
- VPN/DicrectConnectを利用してオンプレミスと接続ができる
- VPCエンドポイント
- グローバルIPを持つAWSサービスに対して、VPC内部から直接アクセスするための出口
- PraivateLink型として、オンプレミスからも接続できる
- VPCフローログ
- VPC のネットワークインターフェイスとの間で行き来する IP トラフィックに関する情報をキャプチャできるようにする機能
- VPCピアリング、1vs1でVPCをつなげることができる
- Amazon Time Sync Service、VPC内で稼働するすべてのインスタンスからNTPで利用できる時刻同期サービス
- AWS Transit Gateway、Transit VPCがマネージド化されたサービス
- VPC シェアリング、アカウントをまたいでVPCを共有できる
オンプレミスとの接続
- VPN接続は、バーチャルプライベートゲートウェイとカスタマーゲートウェイ間を2つのIPsecトンネルで冗長化
- 専用線接続は、バーチャルプライベートゲートウェイとカスタマーゲートウェイ間をDirectConnectの専用線で接続
- DirectConnectGateway は、同一アカウントに所属する複数接続をサポート
Amazon API Gateway
概要
あらゆる規模の REST および WebSocket API を作成、公開、保守、モニタリング、および保護するための AWS サービス
特徴
- リージョンサービス
- REST API および WebSocket API のサポート
- 完全マネージド型サービスでAPI の作成、配布、保守、監視、保護が行える
- HTTPS エンドポイントのみ
Amazon CloudFront
概要
グローバルなコンテンツ配信ネットワーク(CDN)
特徴
- 高性能な分配配信、グローバル・エッジロケーションサービス
- スパイクアクセスに対してキャパシティスケールを自動化
- AWS ShieldによるDDos攻撃対策は、デフォルト有効で無料
- AWS WAFで定義した Web ACLをCloudFrontディストリビューションに適用可能
- SSL/TLS 経由でコンテンツや API、アプリケーションを配信できるため、高度な SSL 機能が自動的に有効になる
- 独自ドメインのSSL通信は、X.509PEM形式のSSL証明書をインポートする
- 署名付きURLでプライベート配信が可能で有効期間の制御ができる
- オリジンサーバの保護機能がある
- S3バケットがオリジンサーバの場合は、OAIを利用
- カスタムオリジンの場合は、ヘッダー情報を利用するかCloudFrontが利用するIPアドレスで許可する
- 地域(GEO)指定によるアクセス制御(Whitelist/Blacklist)が可能
- レポート、ロギング機能
- リージョナルエッジキャッシュでオリジンサーバへの負荷を軽減
ユースケース
- 静的コンテンツのキャッシュ化
- コンテンツのオンデマンド配信
Amazon Route 53
概要
スケーラブルなドメインネームシステム (DNS)
特徴
- グローバル・エッジロケーションサービス
- ドメイン登録、DNS ルーティング、ヘルスチェックの 3 つの主要な機能を任意の組み合わせで実行できる
- パブリックホストゾーン
- トラフィックをインターネットでどのようにルーティングするかを指定するレコードが含まれる
- プライベートホストゾーン
- トラフィックを Amazon VPC でどのようにルーティングするかを指定するレコードが含まれる
AWS App Mesh
- マイクロサービスをモニタリングおよびコントロール
AWS Cloud Map
- クラウドリソースのサービス検出
AWS Direct Connect
概要
AWS Direct Connect はプレミスから AWS への専用ネットワーク接続の構築をシンプルにするクラウドサービスソリューション
特徴
- 閉域ネットワーク
- 共有
- 専用
参考
AWS Black Belt Online Seminar AWS Direct Connect
AWS Global Accelerator
- アプリケーションの可用性とパフォーマンスを向上
AWS PrivateLink
- AWS でホストされている安全なアクセスサービス
AWS Transit Gateway
概要
Amazon VPC、AWS アカウント、オンプレミスネットワーク間の数千規模の接続を簡単にスケールする
特徴
- Transit Gateway がハブの役割を果たすマネージドサービス
AWS VPN
概要
ネットワークあるいはデバイスから AWS グローバルネットワークへの安全でプライベートなトンネルを確立できるサービス
特徴
- AWS サイト間 VPN は、データセンターや支店を IP セキュリティ (IPSec) トンネル経由でクラウドで展開し、仮想プライベートゲートウェイおよび AWS Transit Gateway への接続をサポートします。
- AWS Client VPN は、ユーザーの AWS やオンプレミスネットワークへの安全な接続を可能にします。
Elastic Load Balancing (ELB)
概要
アプリケーションまたはネットワークトラフィックを複数のターゲットに自動的に分散するサービス
特徴
- AZサービス
- マネージドで高可用性
- ヘルスチェック機能、異常なターゲットを検出すると、それらのターゲットに対するトラフィックの送信を中止する
- スティッキーセッション機能、同一インスタンスに送信する
- Pre-Warming(暖機運転)、トラフィック急増が予測される場合に事前にELBをスケールすることができる。AWSサポートへの申請が必要
- SSL Termination。クライアントとELBの間をSSL通信、ELBとターゲットのインスタンスをHTTP通信としてSSL通信処理の負荷を軽減
ALB(Application Load Balancer)
- HTTP トラフィックおよび HTTPS トラフィックの負荷分散最適
NLB(Network Load Balancer)
- 高いパフォーマンスが要求される Transmission Control Protocol (TCP)、User Datagram Protocol (UDP) および Transport Layer Security (TLS) におけるトラフィックの負荷分散に最適
CLB(Classic Load Balancer)
- TCP, SSL, HTTP, HTTPSに対応