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LITALICOAdvent Calendar 2024

Day 9

ただの勉強会ではない?! デザイナーズ勉強会

Last updated at Posted at 2024-12-08

こんにちは。
LITALICOグラフィックデザイナーの @yoco-k です。
ブランドエクスペリエンスデザイン室(通称 BXデザイン室)に在籍しております。
どうぞよろしくお願いいたします!

我らがBXデザイン室について

弊社のデザイナー組織は、今年度から新たに「ブランドエクスペリエンスデザイン室」として生まれ変わりました。デザインのアウトプット専門部隊ではなく、UI/UXだけではなく、デザインマネジメントだけでもない、進化・拡大するLITALICOにおいて「LITALICOのすべての体験をデザイン」することを掲げた組織です。
元々別の部に所属していたプロダクトデザイナー・Webデザイナー・グラフィックデザイナーが1つの部に集約されました。
そんなBXデザイン室の発足年となる今年度の部のテーマは「UPDATE!」です。

UPDATEmtg(アップデートミーティング)ってこんな会

隔週で1時間開催。BXデザイン室全メンバーが対象。
前半パートと後半パートで構成。
各回、3人のプレゼンテーターとファシリテーター(私)で担当。
テーマの偏りがないように、プレゼンテーターは異なる担当事業から選出。

  • 前半パート:30分/ディープな案件発表
    最終的なアウトプットだけではなく、課題や要件整理、情報整理、デザイン設計など、最終的なアウトプットに至るまでの様々な経緯や観点、デザイン思考にフォーカスする、勉強会の要素が強いパート。

  • 後半パート:30分/ライトなナレッジ共有
    2テーマ、各15分ずつ発表。
    ライトなナレッジ共有のパート。

ただの勉強会ではない?! UPDATEmtg

ただの「勉強会」ではなく、実はたくさんの狙いを設定しています。

1. スキルアップ・ナレッジ共有など勉強の機会

デザイナーが個々に成長していくために、新しい情報のキャッチやインプットはとても重要です。せっかくたくさんのメンバーがいるのだから、メンバー同士が講師になって、お互いの専門分野や担当事業の施策やナレッジを共有し、吸収する機会が欲しいと思いました。

2. 求められるスキルの解像度を上げ、スキルの幅と興味を拡げる

我々デザイナーの目指していくスキルの指標として、部オリジナルの「スキルリスト」があります。
BXデザイン室発足に伴い、専門領域の異なる全てのデザイナーに共通で設計されました。
例えば
「ユーザーインサイトの収集と分析」
「ブランドとUXが一貫性あるデザイン原則策定/維持」
「プロトタイピングアプローチの習熟度」
などなど項目は多岐に渡りますが、
なかなか一言では理解が難しい項目もあります(笑)
そこで、抽象度の高いスキルリストを、業務と繋げて具体的な解像度で理解することもテーマの1つにしました。

他のデザイナーがどんなスキルをどんな場面で活かし、どんなアウトプットに繋げているのか、それぞれ専門分野が異なるデザイナーが多数在籍する組織であるBXデザイン室において、幅広い視野で知ることができるのは大きなメリットだと考えました。
また、自分が得意とする分野を極めるだけでなく、他者の専門分野に興味を持ち、デザイナーのスキルや選択肢、興味関心を拡げるきっかけにもなれば嬉しいなと思いました。

4. メンバーの発表の場に

プレゼンの練習としても、要点をまとめて他者に話す練習の機会にも活用できると考えました。

5. メンバー同士のコミュニケーションの場に

一言でデザイナーといえど、UIUX・プロダクト・Web・グラフィックなど、専門分野が異なるメンバーが集まり、かつそれぞれが異なる事業を担当している、在宅での勤務形態であるなど、なかなか自分の担当領域・担当事業外のメンバーとは話す機会がありません(ちなみに、このUPDATE mtgももちろんオンライン開催です)。そのため、部内のメンバーの顔や名前だけでなく、仕事内容や得意なスキル、個性などをお互いに知っていく場としても有効だなと考えました。

6. 命名にも想いを込めて

受け身での参加ではなく、モチベーション高く本人の意思と積極性を持って参加して欲しいという想いもあり、目的も呼び名も単なる「勉強会」にはしたくないと思いました。
そこで、今期の部のテーマである「UPDATE」をそのままこの集まりのテーマに掲げ、「UPDATE mtg」としました。自分自身と部全体のどちらもUPDATEしてこうぜ!という意気込みを持っての参加を目指しました。

7. 発表のための工数は割かない

基本的に、発表者(プレゼンテーター)になってくれるメンバーには、制作の工程で使った資料や最終的なアウトプットを共有しながらの発表を推奨しているので、発表に向けた資料作成などの負担は最小限で済むように設計しています。
そのほかにも、発表用に最低限の情報記入用のテンプレを用意することで、発表者に極力事前準備の負担がかからないようにすることも考慮しました。

メンバーの満足度はとても高い

各回での満足度、数回まとめての満足度を、それぞれ部内アンケートで集計しました。
基本的にどのテーマでも満足度が非常に高く、スキルやナレッジに対してはもちろん、専門外のテーマでも思考や情報整理、施策の進め方など、多くの学びがあるとコメントをいただきました。
ほんの一部ですがご紹介します。

”学びだらけの会でした!BXデザイン室のみなさんが日々どのような取り組みをされているのかが体温をともなって伝わってきて、モチベーションが上がりました。”

”以前からあまり他のデザイナーさんの業務やナレッジについての話を伺える機会が少ないなと思っていたので、UPDATEmtgがまさに求めていたものだなと思ってました!”

”みなさんが普段どんなことを考えてどんなことをしているのかについて、少しずつ解像度が高まっている感覚があります。”

その他、数多くの事業を展開している弊社で、他事業の案件をキャッチアップできることで、会社全体の動きを把握できたり所属感を感じることができる、といった企画当初は想定していなかったプラスの意見もありました。

内容もどんどんUPDATE!

アンケートで要望が上がってきた意見を反映し、直近では案件共有会も実施しました。
Google Meetのブレイクアウトを活用し、担当事業チームをミックスした4〜5名の少人数に分かれ、それぞれ5分適度の持ち時間で直近の担当クリエイティブを発表します。発表用に、figmaでシンプルな発表シートを用意しました。これもすごく盛り上がり、リピートの要望も多く、今後定期的に開催していく予定です。

またそれ以外にも、1時間まるまるワークショップに使ったり、オフラインキックオフの会に充てるなど、様々な目的に活用できる「部の時間枠」として重宝しています。

今後もどんどんUPDATE!

今期はひとまず私がメイン運用担当兼ファシリテーターとしてMG陣と協議しながら運営をしてきましたが、今後は運営自体にももっと広くメンバーに関わってもらうことを検討しています。

アンケートでは「(今までの発表者のクオリティが高く)発表者になるにはハードルが高く、手を上げにくい」という意見も出ていますが、メンバー全員が各分野、各事業で活躍し、日々魅力的なアウトプットをしているのだから、ハードルを感じることは全くないと思っています。むしろ「自分がやったこの案件、絶対すごいから皆に共有したい!」「UPDATEmtgで発表できるクリエイティブを目指すぞ!」などなど、この会自体がモチベーションの1つになれば嬉しいなと感じていますし、積極的に発表に手を挙げてくれるような会に育てていきたいなと感じています。
これからもメンバーの意見を吸い上げながら、刺激的で魅力的な会にUPDATEしていきたいと思います。

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