はじめに

SEO対策の重要性は誰もが認識していますが、実際に成果を出すまでの道のりは決して簡単ではありません。この記事では、SEO初心者が自社サービスのリードが伸び悩んでいた課題に対して、どのように取り組み、どのような成果を得たかを共有します。

本記事は、株式会社ACCESS Advent Calendar 2023 の24日目の記事です。
メリークリスマスイブ🤘🎅

課題の概要

自社サービスのリードが増えない
ターゲットにリーチできる記事が不足している
効果的なSEO対策ができていない

実施した取り組み

ユースケース分析

弊社が提供しているプロダクトを、ユーザーがどのように使っているかを可視化するために、ユーザーごとのユースケースや機能を洗い出しました。
ニーズはあるが製品サイトで紹介されていないユースケースや機能を調査し、どのキーワードを狙っていくかの方針を決めました。
例えば、弊社サービスの Linkit Maps だと位置情報を記録して過去の移動経路を表示する「移動履歴」という機能を使いたいという声が多いことが数字で可視化されました。

キーワード分析

キーワード分析では、まず、ユースケースや高利用率の機能を基に、ターゲット層に響くキーワードを洗い出す作業から始めました。このプロセスでは、ターゲット層がどのようなキーワードを使用して製品を検索するかを想定し、それに基づいて複数のキーワード候補をリストアップしました。

検索ランキング上位を狙えるキーワードを選定

次に、SEO対策ツールを活用して、これらのキーワード候補に関連するキーワードを調査しました。また、検索ボリュームの確認や、検索結果のランキングで上位に位置するための難易度を分析しました。

コンテンツ制作

狙いたいキーワードにもとづいた新規記事作成や既存記事のリライトを実施しました。
記事は作成できるようになりましたが、特に期日に制約がなかったため他の作業を優先してしまうこともありました。その結果、計画的なコンテンツ配信が課題となりました。

記事を定期リリースするためのリリーストレインの作成

計画的に記事を作成するために、スクラム開発でよくあるリリーストレインを作成しました。
下記のように週1記事を目標にするリリーストレインを作成し実行しました。

得られた成果

キーワードパフォーマンスの向上
狙ったキーワードのパフォーマンスが徐々に向上しました。
例として、「移動履歴」というキーワードは圏外だったのが、11月に記事を作成し現在の平均順位は 46位まであがりました。
ランキングについては日々変化するため一喜一憂せず見守りたいと思います。
リリースプロセスの最適化
リリーストレインを用いることで、関係各所とのコミュニケーションを最小限に抑え、リリースのリズムを保てるようになりました。

まとめ

この記事では、SEO対策の一環として実施した取り組みとその成果についてご紹介しました。リード増加という目標に向けて、何から始めたら良いかわからない方や、少人数でもコンテンツ制作をまわしていかなければならない方々にとって少しでも役立つ情報を提供できれば幸いです。

明日は @B-SKY-Lab さんの記事です。お楽しみに〜！