社内勉強会継続について
弊社では毎月社内勉強会を開催しています。
始まりは2014年から始まり今現在では社外に公開できるレベルにまでなりました。
項目 | 当時(2014) | 今(2018) |
---|---|---|
実施タイミング | 不定期開催 | 毎月開催 |
人数 | 約5人 | 10人以上 |
形式 | プレゼンテーション | プレゼンテーション |
その他 | - | 外部公開(connpass) |
ここではそこに至るまでにとりまとめとして何をやったかを記載しておこうと思います。
###■きっかけ###
私が勉強会のとりまとめをやるようになったきっかけは形的に言えば先輩上司から言われたからです。ただやるからにはしっかりやろうという思いはありました。そのためにはまずは目標を持つことかなと思い、以下の目標を立てました。
・勉強会の環境作り
⇒存在を認識してもらうこととルール作り
・勉強会の継続
⇒今まで不定期開催だった勉強会を定期的に行えるようにすること
・勉強会の活性化
⇒当初は4,5人が集まる程度でしたがこれを10人以上集められるようにすること
###■目標達成に向けての行動###
##1.勉強会の認識とスケジュール化##
「そもそも勉強会ってなに?」って人たちをとりあえずゼロにすることが最優先でした。これはそんなに難しくなく社内SNSを使って告知を流すってだけで伝えることが出来ました。
スケジュール化は毎月の「この日のこの時間帯に行う」というのを続けました。その結果社員の認識が「告知されないといつやるかわからない」から「告知しなくても毎月この日に勉強会がある」という形に変えることが出来ました。
【やったこと】
⇒社内SNSを使用し告知の頻度を上げる
⇒毎月決まった時間に行うことで参加者にスケジュールを認識してもらう
【大変だった】
・これは毎月決まった時間に行う事でした。弊社の勉強会のスタンスでは登壇者とリスナーの形式をとっていまして話す内容も登壇者が決めるという事でした。
このスタンスは今現在も変わっていませんがとなると、一つ決定的な問題が発生します。
毎月行うだけのネタと人がいない!
ここで次に話すやり方です
##2.人を集めるときに考えたこと##
上記のように「毎月開催」を考えると「ネタ」、「人」がなくなります。それに毎月開催だとやっぱり飽きます。それでも継続させるためには「新しい事への取り組み」と「まだ参加した事がない人たちに参加してもらう事」と最後に「交流を深める事」の3つが必要と感じて行動していました。
そもそもなぜ来ないか?
弊社は客先常駐なので登壇者もリスナーも全員業務後にわざわざ堅苦しい勉強会の為に集まらなければならないという状況になります。当然面倒になってこなくなるのは考えられます。何より筆者自身が「とりまとめ」をする前に出席した回数は1回だけです!
【やったこと】
⇒まだ登壇したことがない人に声をかける
⇒新しいこと(Topic)を作ること
⇒質疑応答で必ず発言
⇒懇親会の積極的な開催
まだ登壇したことがない人に声をかける
勉強会におけるメリットを考えたときに一番スキルアップにつながるのは登壇することでした。勉強会の目的に個人スキルアップを掲げている以上ここは外せないと思い、なるべく多くの人に参加してもらえるように新しく入った社員をターゲットに登壇の声掛けをやっていました。しかしこのタイミングでの「登壇OK」はなかなか貰えません。大体が断ってきます。
ここでの本当の目的は「登壇」ではなく「出席」でした。新しく入ってきた方に「登壇」してもらうのはもっと別のタイミングになります。ではどうやって新しく入ってきた人を「出席」してもらうかってところですが、そのためには「あえて難しいお願いを先にする」・・・でした。
【やったこと(参加作戦)】
・新入社員に真っ先に声かけて「登壇」を依頼する
・「ドア・イン・ザ・フェイス」
※ドア・イン・ザ・フェイスとは
無理なお願いを断らせておいて次に本題を話す手法です。心理学で「ドア・イン・ザ・フェイス」と呼ばれているみたいです。
この手法を用いていたので先に断れるであろう登壇依頼を行っていました。当然相手は断ってきますのでそれなら参加するだけ(リスナー)として出席はどうですか?といった具合です。ここでは人を集めることを最優先としていましたので、「登壇者」を確保した段階でこの手法をつかって「リスナー」を集めました。またすでに登壇をお願いして断られていることから次にお願いしたときに断られる可能性が少なくなるのもメリットでした。
参照先 : http://renai-shinri.net/zatugaku/43.html
新しいこと(Topic)を作ること
目的は「勉強会が盛り上がってるのかもな!?」と参加したことがない人にも思ってもらうことです。その盛り上がってるかもなと思わせる題材が「新しい事」って判断でした。要は面白くて珍しければなんでもいいってノリでやってました。実際には告知文章に「今回のTopicは〇〇です」ってのを毎回乗っけてただけです。
質疑応答で必ず発言
自分が作った資料や展開する技術が誰も興味を示さないとやる気なくなります。そこを改善するには登壇が終わった後の質疑応答で何かしらは質問するという事かなと思い、誰の登壇に対しても必ず質問するというのは意識的にやっていました。
懇親会
個人的にはこれは重要な事だと思っています。これをやることで社員内で会話が生まれ交流につながります。特に新しく入ってきた人にとっては自分の顔と名前を知ってもらう大チャンスかなと思っています。それに帰社精神が薄い業界だからこそ社員交流の場は定期的にあってもいいのではないかと思い開催していました。その上勉強会が任意である以上その延長線上にある「懇親会」も任意になります。こういう集まりが苦手な人も「断りやすい環境」でもあるのかなと思います。
##3.結果と今##
以上の事を継続的に取り組んできた結果、当初の目的である「勉強会の継続」と「毎回10人以上の出席」が達成することが出来ました。今現在は今まで一人だった「とりまとめ役」が「とりまとめチーム」に変わり、より発展した内容になっていってます。
今後どうなるかはわかりませんが、今あるもの以上の事も達成できる環境にしたいですね
###■さいごに###
こういった記事を載せるのは初めての為ちょっと文章的にはまだ精査が必要かなって気もしました。m(TT)m
対人間の話なのでマニュアルなんて存在していないので自分は上記のことを試行錯誤しながらやっていました。ただせっかく目的達成できた行動案があるのに自分だけでとどめているのはどうかなと思い記事にした次第です。
同じ境遇になった人が迷った時のサンプルにでもなればいいかなっておもいます。