昨年末に自作キーボードブームに触発されてErgo42Towelを購入・組立しました。しばらくはdefaultレイアウトで使っていたのですが、やはりもっと親指側にキーを集めて小指の負担を減らしたいなと思うようになり、Keymapを作成しました。
TL;DR
- Ergo42用のkeymap考えたよ
- Firmware buildはWinよりもMacでやったほうが楽だよ
- 101/102 keyboard 設定はWin7でやるとレジストリ編集が必要だよ
ぼくのかんがえたさいきょうのKeymap
基本レイヤー
アルファベットと ; , . / あたり(左右ともに中央5列3行)はすんなりと決まりました。左手最左列も市販キーボードと同じ(1つ足りない気もしますが)。右手最右列はbackspaceとdeleteを両方置きたかったのでこの形にしました。Editor上でマルチカーソル選択して各行頭にprefixを付けたりすることがままあるのでワンキーで移動できるHome / Endもよく使います。
最下行は暫定で、より使うキーが出てきたら差し替えます。Winでrenameすることが多いのでF2がいます。
メタレイヤー
これまでテンキー付のキーボードを使用していたこともあり、数字の配列にこだわりました。職番や数値の入力に重宝しています。一方でfunctionキーたちが押し出されてしまいなかなか慣れません…
シンボルレイヤー
「記号を効率よく使えるのは101/102キーボード配列だよ」とゴーストが囁くので、最上列の記号はMETA + SHIFTキー押下時と同じにしました。単にJIS配列の ( ) の位置が気に入らなかっただけです。
後は " ' ` あたりを集めてwinには欠かせない \ を一等地に置きました。
Firmware ビルドと書き込み
Winの場合、MSYS2が必要になります。
また、インストール時にいろいろと聞かれるので面倒でした。
僕の場合、ビルドはできるようになりましたが、書き込み時のリセットボタンを検知できず書き込めませんでした…
Macでは、下記を参考にさせていただきました。
特に何も聞かれることなくビルドまででき、無事にリセットボタンを検知・書き込みもできました。
http://www.urong-answer.org/2018/08/changed-keymap-for-mint60/
Win7での101/102キーボード認識
ggrとまずヒットするのがデバイスマネージャでドライバを変更する方法ですが、結果ドライバが適合せず効果なし。
おそらく既製品であればうまくいくでしょう。
最終的に行き着いたのがレジストリを変更する方法でした。
http://blog.heiichi.com/?eid=792239
簡単には戻せないし不便ですね…
Win10での101/102キーボード認識
ここに記載の方法で特に何の問題もなく変更できたように思います。
https://qiita.com/shimizu14/items/000cceb9e72a492b9176
特にレジストリ等の変更も不要でした。
かな/英数切り替え
上記レイアウトで察しがつくかと思いますが、MacのJISキーボードのように、変換/無変換でこれをやろうと考えていました。
が、101/102キーボードには変換/無変換キーが存在しません。
キーがあれば認識するだろうくらいに考えていたのですが、現実はそんなに甘くないのです。
しばらく英数字のみを駆使してネットの海をで漂い、下記の記事にたどり着きました。
https://qiita.com/euxn23/items/c78c40869e4870690910
ページ下部で紹介されている
https://github.com/euxn23/ahk-henk-mhen
神ツールですね!
やっぱり先人は偉大でした。
keymapお絵かきツール
上記画像の作成に
http://www.keyboard-layout-editor.com/
を使用しました。
簡単にきれいなレイアウト画像が作れて楽しい。
まとめ
セパレートキーボードを使い始めてからいろいろな"癖"に気づきました。もともと左手が利き手なこともあり、結構広い範囲を左手でカバーしていたようです。右手の仕事が増えて左脳が活性化したような気がしなくもないですが、右手は今でも攣りそうになります。
このKeymapで使い始めてまだひと月もたっていないため、まだまだ不満が出てくると思います。どんどん使いこんで「ぼくのかんがえたさいきょうのきーまっぷ」をみつけようとおもいます。打ち消し線をだすためのチルダがどこかわからないようではまだまだ道のりは遠い…