概要
devcontainerでのNode.jsとPostgreSQLを動かすための環境
作成経緯
普段、参画しているプロジェクトではテストコードを書いていないこともあり、自動テストに興味があって、下記書籍を読み始めました。
実際に手元で作成するための環境としてはdevcontainerを使用して「Node.jsとPostgreSQL(テスト結果確認用のAllure Report)」のコンテナを用意しました。
その際に行った作業内容を記載します。
成果物
最終的には、下記「devcontainer.json」と「docker-compose.yml」を作成しました。
{
"name": "Node + PostgreSQL Dev",
"dockerComposeFile": "docker-compose.yml",
"service": "app",
"workspaceFolder": "/workspace",
"features": {
"ghcr.io/devcontainers/features/node:1": {
"version": "20"
}
},
"forwardPorts": [3000],
"postCreateCommand": "npm install",
"mounts": [
"source=${localWorkspaceFolder},target=/workspace,type=bind"
]
}
version: "3.1"
services:
app:
image: mcr.microsoft.com/devcontainers/base:ubuntu
volumes:
- ..:/workspace:cached
command: sleep infinity
depends_on:
- db
db:
image: postgres:15.1
restart: no
environment:
POSTGRES_USER: admin
POSTGRES_PASSWORD: admin
ports:
- "5432:5432"
volumes:
- ../db/init:/docker-entrypoint-initdb.d
allure:
image: frankescobar/allure-docker-service
ports:
- "5050:5050"
volumes:
- ../e2e/allure-results:/app/allure-results
- ../e2e/output:/app/allure-reports
上記設定ファイル作成後、アプリケーションを実行、localhostへアクセスすることでアプリケーションの画面が表示されます。
※アプリケーション自体は書籍上で用意していただいている内容をそのまま使用しています
テスト結果確認用のAllure Reportです。
結果確認については下記URLで行っています。
http://localhost:5050/latest-report
変更経緯
devcontainer.json の作成
ベースとなるファイルとしてはchatGPTに聞いて作成してもらいました。
下記がchatGPTが作成したファイルとなります
{
"name": "Node + PostgreSQL Dev",
"dockerComposeFile": "docker-compose.yml",
"service": "app",
"workspaceFolder": "/workspace",
"features": {
"ghcr.io/devcontainers/features/node:1": {
"version": "20"
}
},
"forwardPorts": [3000],
"postCreateCommand": "npm install",
"remoteEnv": {
"DATABASE_URL": "postgres://postgres:postgres@db:5432/postgres"
},
"mounts": [
"source=${localWorkspaceFolder}/app,target=/workspace,type=bind"
]
}
ここから、下記修正を行っています。
- mountsの変更
フォルダ構成は書籍上のサンプルアプリの構成を使用 - remoteEnvの削除
→環境変数は別途用意した.envで設定しています
docker-compose.ymlの作成
こちらについては書籍上のサンプルアプリで使用されているdocker-compose.ymlを変更して、作成しました。
配置先についても.devcontainer配下に移動しています。
変更点は下記です
- app側の追記
書籍上のサンプルアプリケーションはdbについてのみdockerで用意しているため、追加しました - restartはno指定
学習時にだけ起動してくれていれればいいので、変更
allure Report用の環境準備
作成したapp側のコンテナでjavaを入れてあげればallure Reportの実行もおそらくできたと思うのですが、docker-compose.ymlへ記載するようにしました。
また、テスト結果の出力先を参照するようvolumesを指定しています。
その他の変更点
- .envの変更
書籍上のサンプルアプリケーションでのもともとの設定値「PGHOST=localhost」から「PGHOST=db」へ変更しました。
アプリケーションサーバもコンテナで動かしている都合上、アプリケーションサーバ側からlocalhostでは接続できないため、変更しています。
私は最初ここを理解しておらず、、提供いただいているDBへのデータ投入のプログラムの実行でエラーとなりました。。 - (app側の)package.jsonの変更
書籍上のサンプルアプリケーションでのもともとの設定値「"dev": "docker compose up -d && nodemon src/index.js"」から「"dev": "nodemon src/index.js"」に変更しました