前回記事の振り返りと反省
先日、こちらの記事を書かせていただき、それなりの方にアクセスしていただいたのですが、結局、Bardはリクエストがあったタイミングで指示されたページにアクセスしているわけではなさそうでした。
(最新のニュースの情報を返してきたのは事実で、それがどういう仕組みで動いているのかは未だ不明です・・・キャッシュ?)
ChatGPT Browsing機能
数日前より、ChatGPTにBrowsingという機能がリリースされました。
こちらは、チェックマークを入れることでChatGPTがWebブラウジング機能を有するようになるというものです。
今度は気のせいなどではなく、本当にアクセスできるようになったと信じて良さそうです。
試してみる
まずは前回Bardで試したことと同じことをやってみたいと思います。
シオノギ製薬のニュース記事の要約
以前の回答は以下の通り、異なる記事の内容を要約してしまっていましたが、
スクレイピングの検証
今度はスクレイピングできるかどうかの検証です。
前回、Bardで試したところ、以下の様なデータを生成してくれました。
ChatGPTではどうでしょうか?
先ほどと同じページにアクセスしてみます。
うーん残念。エラーになってしまいました。この機能はまだ動かなさそうです。
他のページではどうでしょうか?今度はこちらのページにアクセスしてみます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E9%83%A8%E5%B9%B8%E9%9B%84
こちらも、同じくエラーになってしまいました。。ただ何度もエラー>リトライを繰り返してくれていた様子があったので、ページによってはうまくいくのかもしれません。途中までは取れているのでトークンの制限に引っかかってしまっている可能性もあります。トークンの制限に引っかかっているのかもしれないので、最後に情報の少ないこちらのページで検証。
ポケモンAPIからデータ取得
今度は、ポケモンAPIという認証なしでAPIから情報が取得できるサイトにアクセスし、情報を取得することを試みます。
このページにAPIの仕様が書かれているので、このページから欲しい情報を何とか取れないかと期待して指示を投げてみます。
残念・・・うまくいきませんでした。仕様を調べてAPIにアクセスして情報を取ってくる様なことは、現時点ではできなさそうです。この辺りはプラグイン機能を利用すればある程度は実現できそうではあります。
自分のサーバにアクセス
今度は、自分で立ち上げたサーバにアクセスして情報を取れるかどうかの検証を行います。
まずは架空のプロフィール情報をChatGPTに作ってもらい、それをpublicの環境にデプロイします。
(URLは伏せます)
こちらを特定のURLに配置し、要約する様に指示したところ、きちんと要約してくれています。
確実にコンテンツを取りに行っていることが確認できました‼️
まとめ
色々みてきましたが、Browsing機能をONにすることで、これまでは一問一等形式だったやりとりが、一度の問い合わせで何度かWebにアクセスしたりする、LangchainのAgentの様な動きをしてくれる様になりました。
結果が出るまでの時間にそれなりに時間がありますし、原因不明のエラーがたびたび発生はしてしまいましたが、さらにChatGPTのやれることが広がり便利になったと思います。新機能がどんどん追加され、とても楽しみですね。