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July Tech Festa 2016で 講師担当をしてみたこと、プレゼン資料の作り方

Last updated at Posted at 2016-07-31

July Tech Festa 2016 で ownCloud について講演しました。
その時に大変だったこと、困ったことなどを記録しておきたいと思います。

私自身はしゃべるのが全く得意ではありません。しゃべる練習も苦手です。
そんな私が講師をするまでの内容です。

まとまりのない文章ですみません。以下の内容は結構パラレルで考えていたりします。

1. 【募集開始】から【セミナー実施】まで

1. 4/20 CFPの募集を発見

 Facebook で、July Tech Festa 2016 の 公募セッション(CFP)の募集を開始したのを発見する。
 --->https://www.facebook.com/techfesta/?fref=ts をフォローしてあるのでFacebookのタイムラインに流れてきました。
 速攻CFPを申込しました。今年のテーマに合ってるかな?とちょっと不安だったのですが、インフラ関連だよな、と勝手に自分に理由を付けて気にせず申し込みしました。

 CFP申込ページからセミナー登壇の申請
 --->申込内容は結構適当でした。ownCloudについての話を何かすればいいかと思い内容は適当に考えました。ownCloudも利用者が増えていると思ったのでちょっと踏み込んだ内容にするつもりでした。
  ページはGoogleのフォームでした。こういう内容で受け付けましたメールとかが全く来ないので、自分で書き込んだことは取っておいた方がいいです。
  この時に指定したこと。
  ・タイトル
  ・内容
  ・対象者
  ・メールアドレス
  ※メールアドレスを忘れずに。

2. 5/7 July Tech Festaチケット購入

 --->講演担当者にならない可能性もあったのでチケット購入しました。
  ※講演担当者は無料です。

3. 5/19 講演依頼来る

 July Tech Festa のプログラム担当さんから45分枠での講演を依頼される。
 --->わーい。素直に喜ぶ。社内の自分の部署のSlackに投げてみたが反応薄しw。
 この時にプログラム担当さんから、担当さんが考えたプログラムの内容とタイトルをお勧めされました。
 --->特に問題がなかったのでそのままでお願いしました。担当さんよく勉強されていますね。

4. 6/17 セミナー内容検討

 セミナー内容を考え始める。 

5. 6/22 セミナー1ヶ月前

 資料はまだ10%ぐらい。。
 ネタをEvernoteに書きためました。

6. 7/5 パワポ作成開始

 「ownCloud9.0とphp7.0で爆速ownCloudを構築しよう」というパワポを元ネタに新しいパワポ資料を作り始めました。

7. 講演への誘導

講演をするからには沢山の人に来て欲しいです。
自分で使えるSNSで宣伝します。

  • ownCloud.jpのニュース(7/5)
  • owncloud.jpのフォーラム(7/5)
  • FacebookのownCloud.jpページ(6/14、7/12)
  • FacebookのownCloud/Nextcloud Japanグループ(投稿し忘れ..。)

途中、JulyTechFestaの主催者から「拡散依頼」がきたので再度投稿

8. 7/23 資料作成の追い込み

 なんとも、〆切りにならないと動けない性格なので前日の土曜日に資料作成を追い込みました。
 ファイルの履歴をたどると7/6から作り始めてるんですが..。

 資料作成が終わったら、講演の練習をしたいところなのですがあまりそう言うのが得意ではないので、作ったパワポの資料をめくりながら、イメージトレーニングしました(5回ぐらい)。
 資料を頑張って作って、良い流れの資料になっていれば自分で話すイメージもしやすいですね。

資料作成については、後半で解説します。

9. 当日

 会場へ向かう
 2Fで受付して、黄色いポロシャツをもらいました。

10. セミナールーム

 セミナールームへ着いたのですが、時計がない。
 --->これは予想していたのでiPad miniを持って行ってた。iPad miniの時計を出す。画面が暗くならないようにスリープを無制限に変更

 HDMIからモニター画面が出ない。。解像度を変えてもダメ
 --->これは焦りました。そういうこともあるんですね。教室にJulyTechFestaの担当の方が居て「データがあれば出力できますよ」というので、USBメモリーでパワポファイルをコピー。備え付けのPCで出力してもらいました。

11. セミナー開始

 なるべくテンポ良く話すことを心がけました。
 上手くいったかどうかは皆さんに評価をゆだねます。
 あまり詰まらず話すことができたかなと思います。

12. セミナー修了後

 セミナーの資料を Slideshare にアップしました。
 セミナー講演中にみつけた間違いと、抜けていた事を追記しました。

時間経過とは別で資料作成で苦労したことを書きます。

2. 【資料作成について】

スライド・スライド・スライド
スライド作成は非常に重要です。ちゃんと作り込むことで「しゃべり」があまり得意ではない人でもスライドが助けてくれます。

1. ネタ集め

まずなにを書くか考え、トピックだけをEvernoteに書いてみた。
なんかまとまらない。。
ついつい細かいところまでいきなり書き始めてしまうので、全体がわからなくなってしまいました。

また、自分のスライド作成に自信がなかったので、以下の書籍を購入
伝わるプレゼン資料作成 成功の実践法則50 : 木村 博史 : 本 : Amazon

伝わる資料作成_DSC_0217.JPG

結果的には上記の本が役に立ちました。

2. 構成を考える

上記の書籍では、聞き手が「一度に覚えられるのは4つまで」というのがあったので、まず4つにテーマを区切ることにしました。上下左右に4つに分割した物理的にA4の紙を用意しました。

プレゼンテンプレ.png

この1から4の細い枠にまず大きなテーマを書きます。その下の枠に付箋で細かい内容を書いていくことにしました。

実際に作成したのは、こんな感じでした。

DSC_0218.JPG

最終的には、
1.導入
2.構成/セキュリティ
3.パフォーマンスチューニング
4.宣伝
としました。

今回のお題_20160723.png

そして、この「お題」ページを資料のテーマが切り替わるときに挿入することにしました。そうすると聞き手の意識が切り替わるので資料の流れを作りやすくなりました。

3. 話の入り方

導入は話を聞き手を引き込む為に重要なポイントだと思います。
共感を呼び起こすと話に引き込まれやすいと思います。

話の流れに聞き手が乗りやすいのは、自己紹介がいいかと考えました。
そこで自己紹介を充分にいれようと、これまでのやってきたことを年代風に入れました。

4. スライドのつなぎについて

つぎに、スライドで困るのがスライドとスライドの「つなぎ」です。
書籍でスライドの進みがわからないと聞き手が困ると思ったので、上記の4つのテーマの進みが分かるようにスライドをいれてみた。

これまでセミナーとかで講演してみていつも困るのが、スライドとスライドのつなぎなので、スライドとスライドの流れを気をつけます。話題が変わるときに特に気をつけています。

5. スライドの内容について

また、スライドには沢山の内容を詰め込まないように1スライドに1つの情報にするように情報がたくさん入っているものは減らしました。

一番強調したいことを最初の方に1ページにまとめて最初に説明することにしました。聞いている人は最初は集中力がありますが、後になると集中力がそがれてくるので最初の方で強調することにしました。

覚えて帰ってね_20160723.png

また、チューニングポイントについても4つにまとめたかったのですが、
tuning_DSC_0219.JPG

結局こうなりました。
チューニングポイント5_20160723.png

6. はなしかたについて

話しているときに気をつけること。
スライドと次のスライドに切り替えるときのタイミングが重要です。
これは話をするときに一番困るところです。スライドでできるだけ情報の流れが切れないように考えますが、今話しているスライドから次のスライドに行く前に、次のスライドの「前振り」をします。

そうすると聞いている方も次のスライドに自然に入っていけるようです。
講演のうまい方は、自然とこれができているように思います。

そのように、なるべく突っかからないように話していくには、ある程度話す内容を考えておく必要があります。しかし、話す内容を文章に書いてしまうと非常に違和感のあるトークになります。これは話し言葉と書き言葉が違うからだと思っています。

なので、パワポファイルには、トークの内容を記載する「ノート」というところがありますが、そこには詳細に文章を書いてしまわないようにしています。
但し、スライドのつなぎ文句ついては「ノート」に必ず書いておきます。それにより、忘れずに次のページの前に「前振り」を話すことができます。

話の流れを考える為に以下のようなものを作りました。
話の流れ_DSC_0220.JPG

7. 話の時間配分について

テーマを4つに分けたのですが、基本的に伝えたいことは最初の3つです。講演時間は、45分あるので15分3つに分けて3つのテーマを説明するようにしました。

4つ目のテーマは時間が余ったとき、もしくは足りなかった時の調整として使います。結果的には、若干進みが早かったので4つ目のところを最後の7分ぐらいで話したと思います。
このように時間調整用のスライドを入れておくと次の講演者を待たせたり、時間が余って聞き手に物足りない感じを与えることなく講演枠を一杯使えると思います。

他の人の講演を聞いていても、つい緊張して早口になってしまい早く終わってしまうということがよくあります。私もそういう経験をしたことがあります。今回もそういう事を想定して余分にスライドを作っておきました。

3. 次はあなたです。

ちゃんと書けたかわかりませんが、私の経験した内容を書きました。
昨年、July Tech Festa 2015 に参加して、セミナーの講演者の分かりやすく面白い講演はすごいと思っていました。その時、まさか自分が今年の July Tech Festa 2016 で講演させていただけるとは思ってもいませんでした。

来年の July Tech Festa で今年参加者だった方が、講演者になれるような参考になればと思います。そして、来年は是非、講演者にチャレンジして欲しいと思います。

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