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StylezAdvent Calendar 2021

Day 1

MiroとiPadでリモート会議を円滑化する!(もしくはiPadの液タブ化)

Last updated at Posted at 2021-11-30

毎度、ググっても出てこない小ネタを取り扱っております。
本記事は個人的な見解であり、筆者の所属するいかなる団体にも関係ございません。

0. はじめに

すっかり世の中はリモート会議が一般的になりました。
外出や移動が辛かった私は個人的に歓迎しているのですが、対面で説明するときにホワイトボード等に
図を書いて説明するのが好きだった私としては、その方法が封じられてしまって会議進行能力が50%
ダウンぐらいのダメージになっておりました。

そこで、リモート会議でも図を書いて説明したい!というニーズを叶えるべく今はこんな風にやっているよ、
と言う説明もかねて対応方法を紹介したいと思います。

1. 歴史

実は、ペンで書いたものを直接取り込むことができるデバイスは昔から使っていました。
以下のAirpenは、紙と鉛筆の感覚で手軽にお絵かきできるよいツールでした。
(MVPenも持っていました)

image.png

しかし、転送速度の遅さやBluetoothでの接続の不安定さと書き込めるサイズが限られることにより使わなくなりました。

次に購入したのが、Wacom Bamboo Slateです

image.png

これもBluetoothで接続できなくなるトラブルが起きるので使用を断念しました。

2. iPadを液タブにする

そうこうしている間にもiPadを液晶タブレットにできないか、ずっと探していました。
MacOSならAstropadもlunadisplayもあるのですが、Windowsで対応したものを見つけることができていませんでした。

2020年に見つけました。EasyCanvasです。

EasyCanvas|Easy&Light
http://www.easynlight.com/en/easycanvas/

3. 接続方法

WindowsとiPadは、USB-Lightingケーブルで接続していて、使っていないときには充電もされます。

EasyCanvasにはPro版もあります。Wifi接続でケーブルで接続する必要がありません。
それはそれで魅力的なのですが、やはり遅延が若干あります。その為、EasyCanvas Proは購入しませんでした。

私は、USBで接続でEasyCanvasを使っていますが、遅延もなく(ゼロではない)普通に書いている感じになります。

ライトニングケーブルは、Owltechの巻き取り式のが最高です。

巻き取り式 超タフストロング Lightningケーブル 120cm | 株式会社オウルテック
https://www.owltech.co.jp/product/cbrklt12

4. Apple Pencilについて

EasyCanvasとiPadを使って満足していたのですが、iPadに何かを書きたいときに画面に手が触れてしまうとタッチした状態になり上手くかけないという問題が発生しました。それまでは、静電タッチペンを使っていました。これを回避するためにApple Pencilを買いました。

傾き検知とか筆圧感知とか全然関係なく、この為だけにApple Penを買いました。

5. Miroについて

ここまでで、自由にお絵かきできる環境が整いました。
お絵かきツールは世の中に一杯ありますし、各種Zoom,Teams,Google Hangout、WEBEXなどWeb会議にはホワイトボードがついています。それで十分かもしれません。

しかし、私の試してみた範囲では一番スムーズに書くことができます。
Miroの無料版で使える範囲を越えてしまったので、有償版を契約しました。

6. 問題点

使っていてもう少し改善が必要と思われる点もあります。

    1. GPUの非力さによる操作の遅延の発生
    1. EasyCanvasが時々見えなくなる

1ですが利用しているデスクトップPCのCPUがAMD Ryzen 4750GというGPU内蔵のCPUです。
普段使う分には何も問題ないのですが、Zoomを起動し、EasyCanvasでiPadに接続し、サブディスプレイをつないでOBS Studioで録画するとさすがにGPUがフルパワーで動いてEasyCanvasのペンの操作が遅くなります。

Zoomで相手のカメラがオフの場合は、まだ我慢できるのですが、相手のカメラがオンの場合には動作が重すぎてペンの動きに追従できずに文字が書けません。これは、EasyCanvasの問題ではなく、CPUとGPUの問題です。Lightingケーブルのスピードの問題もありますが、GPUをなんとかしないとどうしようもなさそうです。

次に2ですが、恐らくLightningケーブルの問題でしょう。頻度が高くないのでEasyCanvasをタスクマネージャから再起動して対応しています。

6. まとめ

EasyCanvas+iPad+Apple Pencilを使ってようやくWindows側のお絵かきアプリをストレスなく使えるようになりました。

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