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GitLabAdvent Calendar 2020

Day 2

GitLabのPumaのメモリーリークをPuma Worker Killerで対応した話

Last updated at Posted at 2021-07-13

毎度、ググっても出てこない小ネタを取り扱っております。
本記事は個人的な見解であり、筆者の所属するいかなる団体にも関係ございません。

0. はじめに

弊社では、GitLabをオンプレで動かしています。
そのGitLabもUnicronからPumaに切り替わりまして、もう1年になります。
参考記事:GitLab 12.9のUnicornをPumaに変更する - Qiita
Pumaはスピードも早く、快適なレスポンスを実現してくれています。

しかし、Pumaはメモリーの利用量がなかなかに激しいです。
以下はとある日のhtopのスクリーンショットです。
image.png

見ていただければ分かるとおりSWAPファイルを2.1GB使っています。
VMwareで仮想化されており、SWAPファイルもストレージが早いことから遅くなって困るということはありませんが、サーバー管理者としてはあまり気持ちのよいものではありません。

そこで、Puma Worker Killerを導入した話になります。

GitLabの情報は以下にあります。

Configure the bundled Puma instance of the GitLab package | GitLab
https://docs.gitlab.com/ee/administration/operations/puma.html#change-the-memory-limit-setting

1. 前提

GitLabのバージョン: 14.0.5-ee(Community Editionでもおそらく同じ)
OS: Ubuntu 20.04 LTS
Memory: 8GB
インストール方式: omnibus-gitlab

■使用上の注意点

以下のGitHubの注意事項にあるように副作用が発生します。
その辺りを理解してご利用時ください。

schneems/puma_worker_killer: Automatically restart Puma cluster workers based on max RAM available
https://github.com/schneems/puma_worker_killer

2. 設定方法

2-1. gitlab.rbファイルに追記

/etc/gitlab/gitlab.rb
puma['per_worker_max_memory_mb'] = 1024

2-2. reconfigure

$ sudo gitlab-ctl reconfigure

reconfigureしたら、自動的にpumaが再起動されます。
ご注意ください。

3. 結果

SWAPファイルの使用はなくなりました。

image.png

今のところ深刻な問題は報告されていないようです。

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