毎度、ググっても出てこない小ネタを取り扱っております。
本記事は個人的な見解であり、筆者の所属するいかなる団体にも関係ございません。
本エントリーは、Qiita Adventカレンダー 2021 GitLab の記事です。
0. はじめに
GitLab CIに「環境(Environment)」という機能があります。
便利な機能だと思うのですが、あまり使われてない(私も使ってこなかった)ので、解説したいと思います!
1. Gitブランチの単位で動作検証の環境を生成?
近年ではGitのブランチ毎でCIのビルドパイプラインを動かし、そのブランチ単位でのDockerイメージを作成することにより、ソースコードのブランチ単位での変更や修正の動作確認が個別に確認できるようになりました。
これは、メインブランチとは別の環境を気軽に立ち上げて動作を確認できたり、見栄えをチェックできるのはDockerならではの手軽さです。
しかし、GitLabでパイプラインがブランチ毎に動いて環境を自動的に立ち上げられたとしても、動いているDockerコンテナへ接続するURLが分からないとテストできないですよね。
2. GitLab Environment
GitLabではGitLab CI/CDパイプラインの中でデプロイしたアプリケーションのURLを保存する機能を追加しました。
これによりGitLab Environmentを見るだけでブランチ内で実行されたパイプラインによってデプロイされた環境のURLを見つけることができるようになりました。
3. GitLab Environmentで環境を停止
さらにGitLab Environmentに登録されているデプロイされた環境が必要なくなったら、停止ボタンを押すことによりテストしていた環境をCI/CDパイプラインで削除することができるようになっています。
4. まとめ
- GitLab Environmentは、GitLab CI/CDパイプラインでデプロイした環境のURLを保存することができる
- GitLab Environmentに登録されているデプロイされた環境を「停止」ボタンで削除することもできる
次回は、GitLab CI/CDパイプラインでEnvironmentを使う .gitlab-ci.ymlの書き方について解説します!