毎度、ググっても出てこない小ネタを取り扱っております。
本記事は個人的な見解であり、筆者の所属するいかなる団体にも関係ございません。
0. はじめに
0-1. xip.ioについて
言わずもがなですが、FQDNをIPアドレスに変換してくれるのがDNSサーバーです。
DNSサーバーにFQDNとIPアドレスが登録されていなければ、FQDNを問い合わせてIPアドレスを返答することはありません。
しかし、FQDNとIPアドレスを登録するのは手間がかかります(特に開発環境であったり、検証環境であったり)。
そこで、FQDN内にIPアドレスを書いて問い合わせると、自動的にIPアドレスを返却するというワイルドカードなDNSが考えられました。
xip.ioは、そのワイルドカードな無料DNSサービスで、FQDNがhogehoge.192.0.2.1.xip.io
と問い合わせると IPアドレス 192.0.2.1
が返るようになっていました。
0-2. xip.ioシャットダウン
無料で便利に使えるxip.ioサービスだったのですが、残念ながら2021年4月30日にシャットダウンしてしまったようです。
0-3. Rancherでxip.ioが使われている
RancherのUI画面でIngressオブジェクトを作成すると、xip.io
ドメインを使ったFQDNが生成されます。
ちょっとテストしたいときに毎回xipをnipに書き換えるのは面倒なので、グローバル設定から変更しました。
1. Rancher
1-1. 設定画面を開く
メニューの「グローバル」をクリックして「グローバル」を選択します。
「グローバルメニュー」から「設定」をクリックします。
1-2. ingress-ip-domainを編集
ingress-ip-domainの右端の三点リーダから「編集」を選択します。
xip.io
をnip.io
に書き換えて、「保存」をクリックします。
1-3. ingressをデプロイ
ネームスペースは何でも良いのでingressを一つデプロイしてみましょう。
.nip.ioで自動生成になっています。
書き換わりましたね。
2. まとめ
- xip.ioは使えなくなった
- rancherのingress-ip-domainを書き換えればOK
以上です。