目的
- macOSのプレゼンテーションソフト Keynote でプレゼンテーションしている最中(プレゼンテーションモード)に画面に落書きできるアプリを知りたい。
- Keynote のプレゼンテーションモードに対応していないアプリが(かなり)多いので注意が必要。
- 液晶ペンタブレットを使って書き込む。
- Wacom Cintiq 16 FHD
- XP-Pen Artist12
結論 (2021.6.14.現在、macOS 11.4)
DemoPro
- 現在使っているのがこれ。
- ちょっとした書き込みができれば十分であれば、もっともシンプル。
- メニューバー常駐で邪魔にならず、簡単なショートカットキーコンビネーションで呼び出せる。
- 以下のショートカットくらいを覚えておけば使える
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Ctrl + S
フリーハンドで書き込み開始/終了 -
Ctrl + X
全部消してプレゼンに戻る
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- Keynoteのプレゼンテーションモードでも、特別な操作は不要で、ふつうにショートカットで書き込みを始められる。
- 自分の環境や操作のクセなど、個人差があると思うが、プレゼンテーションモードの解除などのトラブルが起こりにくい印象。
- Cintiq 16, Artist12で問題なく動作
Deskscribble
- DemoProを見つけるまで1年くらい使ってたのがこれ。
- 画面左上に一固定のパレットが表示される(非表示にもできるが、ショートカットだけで使いこなすのはかなりマニアック)。
- 半透明のハイライト色など、DemoProよりやれることが多い。線の太さの変更なんかもDemoProよりやりやすい。
- Keynoteのプレゼンテーションモードに対応しているが、使用中に解除されてしまうこともしばしば。
- プレゼンテーションモードで使用するためには、KeynoteとDeskscribbleを順序だてて操作する必要があり、けっこう面倒。1年間、90分間のオンライン授業で20〜30回くらい使用したが、「もう慣れた。サクサク」という状態にはならなかった(プレゼンテーションモードが意図せず解除されたりしても、焦らず対応できる程度には慣れた)。
- Cintiq 16では問題なく動作するが、Artist12ではプレゼンテーションモードを維持しながら利用できなかった(探究不足かもしれない)。
メモ
- 使えそうなものは高価すぎない有料アプリを含め、片っ端から試し本番で使えると判断して、実際に授業で使ったのはこの2つだけ。
- iPadのSide Carも2020年春時点のものを試したが、Side Carにディレイがあり、Zoom, Webexなどでの配信にまたディレイがあるので、実用的でないと判断した。
- オンライン授業中は2系統から接続して、1系統で「講師として」プレゼンし、もう1系統は「受け手として」共有されるプレゼンを見ており、どの程度のディレイが出ているのか確かめながら講義をしている(声も遅れるので「受け手」画面に合わせても意味はない。あくまでも確認用)。
- iPadのSide Carも2020年春時点のものを試したが、Side Carにディレイがあり、Zoom, Webexなどでの配信にまたディレイがあるので、実用的でないと判断した。