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Cockpitを使ってみる

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はじめに

CockpitはWebコンソールでLinuxサーバーを管理および監視することができるツールです。

Web コンソールでは、以下を含むさまざまな管理タスクの実行が可能です。

  • サービスの管理
  • ユーザーアカウントの管理
  • システムサービスの管理および監視
  • ネットワークインターフェイスおよびファイアウォールの設定
  • システムログの確認
  • 仮想マシンの管理
  • 診断レポートの作成
  • カーネルダンプ設定の設定
  • SELinux の設定
  • ソフトウェアの更新

今回はCockpitをインストールして、使ってみたいと思います。

目次

1.前提条件
2.Cockpitのインストール
3.Cockpitを使ってみる

1. 前提条件

対象OS:Red Hat Enterprise Linux 8.5

2. Cockpitのインストール

インストール方法の詳細は公式マニュアルに記載されています。

Cockpitをインストールします。

# sudo yum install -y cockpit

起動時にCockpitが起動するように設定します。

# sudo systemctl enable --now cockpit.socket

Cockpit向けにファイルウォールを設定します。

# sudo firewall-cmd --add-service=cockpit --permanent
# sudo firewall-cmd --reload

インストール・設定は以上で完了です。

3. Cockpitを使ってみる

ブラウザで以下のいずれかにアクセスすると、ログイン画面が開きますので、ログインします。
今回はrootユーザでログインしてみようと思います。

http://server-ip:9090
http://localhost:9090

スクリーンショット 2022-11-08 16.33.38.png

ログインをすると以下のような画面が開きます。
左側のサイドメニューから様々な情報にアクセスし、管理作業を行うことができます。
スクリーンショット 2022-11-08 16.35.22.png

上の画像の「使用率」の「詳細と履歴の表示」を選択すると、CPUやメモリ等の情報を視覚的に確認できます。
スクリーンショット 2022-11-08 16.40.18.png

「ログ」のメニューではログレベルでフィルタリングをして、エラーを確認できるため、大変便利です。
スクリーンショット 2022-11-08 16.42.28.png

「サービス」ではエラーが発生しているサービスを確認できます。
トラブル時はこのようにアイコンが付き、どのサービスでエラーが発生しているのか、すぐに把握できるため、早急なトラブルの発見が可能です。
スクリーンショット 2022-11-08 17.01.06.png

「サブスクリプション」の項目ではRHELのサブスクリプション情報を確認できます。
スクリーンショット 2022-11-08 16.44.19.png

「ソフトウェア更新」の項目では、重大度を確認し、クリック操作でアップデート作業を行うことができます。
スクリーンショット 2022-11-08 16.46.14.png

このようにCockpitを使用することでWebコンソール上で様々な管理作業が実行できます。
まだあまりRHELに慣れていないという方にもおすすめです。

以上です。

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