いざPythonで開発をしてみようと思った時に準備したまとめ。
環境
- OS: macOS 12.0.1
- Shell: zsh
#1. Pythonのバージョン確認
Macには標準でPython2とPython3がインストールされています。
過去の経緯などでPython2を使う必要がある人もいることを考慮してくれているのだろうか。
これから触り始めるのでここではPython3向けに進めます。
$python3 --version
これでバージョンが調べられます。
Python 3.8.9
ちなみに、Python2のバージョンを調べたい時はpython3の部分をpythonに変えればOK。
#2.Pythonライブラリのアップデートとインストール
PyPI(Python Package Index)からライブラリをインストールするためにpipといるツールを使用します。
ターミナルからpipコマンドを実行するのですが、使用している環境ではpipはcommand not foundになります。この環境ではpipではなくpip3というコマンドを使います。
とりあずインストールされているパッケージを確認します。
$pip3 list
Package Version
---------- -------
pip 20.2.3
setuptools 49.2.1
six 1.15.0
wheel 0.33.1
WARNING: You are using pip version 20.2.3; however, version 21.3.1 is available.
You should consider upgrading via the '/Applications/Xcode.app/Contents/Developer/usr/bin/python3 -m pip install --upgrade pip' command.
早速WARNINGが出ました。
要はpipのバージョンが古いですよ、ということです。書かれているコマンドでバージョンアップしてあげればWARNINGも消えます。
$python3 -m pip install --upgrade pip
再度リストを表示するとpipもバージョンアップしています。WARNINGも出ません。
Package Version
---------- -------
pip 21.3.1
setuptools 49.2.1
six 1.15.0
wheel 0.33.1
#3. Requestsモジュールのインストール
pipをバージョンアップしたので、モジュールのインストールもしてみたいと思います。
HTTP通信をするためのRequestsモジュールをインストールします。
$pip3 install requests
実行するとインストールが始まります。
最後に以下の文章が表示されればインストール完了。
Successfully installed certifi-2021.10.8 charset-normalizer-2.0.7 idna-3.3 requests-2.26.0 urllib3-1.26.7
以降は必要に応じて同様の手順でモジュールを追加していきます。
#4. パッケージインストール時のWARNING
pipのバージョンアップやモジュールインストールの際に以下のようなWARANINGが出ることがあります。(XXXはユーザ名)
WARNING: The script normalizer is installed in '/Users/XXX/Library/Python/3.8/bin' which is not on PATH.
Consider adding this directory to PATH or, if you prefer to suppress this warning, use --no-warn-script-location.
スクリプトはインストールできたけど、~/Library/Python/3.8/binにパスが通っていない、ということを言われてます。
なのでパスを通します。現在macOSのシェルはzshが標準になっているので、zshでパスを通します。
この場合、編集するファイルは~/.zshrcになります。
vi等で.zshrcを開いて
export PATH="/Users/XXX/Library/Python/3.8/bin:$PATH"
を追記して保存。
保存したらターミナルの再起動がsourceコマンドで反映させるのを忘れずに。
#参考
以下のサイトを参考にしています。