はじめに
本記事はアイレット株式会社 22新卒 Advent Calendar 2022の記事となります。
私は最近初めてLaravelを使い、開発を行うようになりました。この記事を書いている時点では、Laravelを使い始めて約5ヶ月になります。
この記事では、これまでよく使用したり、混乱しがちであったPHP関数、Laravelヘルパ関数について、書いていきたいと思います。
記事を書くのが初めてなので、至らぬ点も多いかとは思いますが、温かい目で見守って頂けますと幸いです。
empty(), is_null(), isset()
null判定を行う際、どの関数を使って良いのかわからなくなる事が多かったので、まとめました。
empty()
null, 0, "0", false, 空配列である時にtrueを返します。
例
$value = 0;
empty($value) ; // true
is_null()
nullである時のみtrueを返します。
例
$value = null;
is_null($value) ; // true
isset()
定義されていて、かつnullではない時にtrueを返します。
例
$value = '';
isset($value) ; // true
各関数の結果を表にまとめました。
empty() | is_null() | isset() | |
---|---|---|---|
空文字('') | true | false | true |
空配列([]) | true | false | true |
0 | true | false | true |
'0' | true | false | true |
null | true | true | false |
'null' | false | false | true |
false | true | false | true |
'false' | false | false | true |
blank(), filled()
blank()は、指定された値が「空白」であるかどうかを判別します。
filled()はblank()と逆の動作をする関数です。
blank('');
blank(' ');
blank(null);
blank(collect());
// true
blank(0);
blank(true);
blank(false);
// false
-----------------------------
filled(0);
filled(true);
filled(false);
// true
filled('');
filled(' ');
filled(null);
filled(collect());
// false
配列関係の関数
配列関係の関数もよく使用しました。中でも特によく使用したものの使用法についてまとめます。
Arr:first()
条件にマッチする最初の要素を取得します。
$array = [50, 100, 150, 200];
$first = Arr::first($array, function ($value, $key) {
return $value >= 80;
});
echo $first; // 100
Arr::get()
ネストされた配列をドット記法で取得できます。
$array = ['products' => ['pc' => ['price' => 200000]]];
echo Arr::get($array, 'products.pc.price'); // 200000
//値が存在しない場合のデフォルト値も指定できる
echo Arr::get($array, 'products.pc.weight', 0); // 0
Arr::has()
連想配列のキーが存在するかドット記法でチェックします。
$array = ['products' => ['name' => 'pc', 'price' => 200000]];
Arr::has($array, 'products.name'); // true
Arr::has($array, ['products.price', 'products.weight']); // false
Arr::set()
深くネストした配列にドット記法で設定できます。
$array = ['entry' => ['user' => ['name' => 'sato']]];
Arr::set($array, 'entry.user.name', 'tanaka');
// ['entry' => ['user' => ['name' => 'tanaka']]]
in_array()
配列の中に指定した値が存在するかをチェックします。
$array = ['red', 'blue', 'green'];
in_array('blue', $array); // true
in_array('yellow', $array); // false
// 第三引数にtrueを渡して、検索する値のデータ型までチェックする
$array = ['1', 10, '100'];
in_array(10, $array, true); // true
in_array('10', $array, true); // false
最後に
以上、私がよく使用したり、混乱しがちであったPHP関数、Laravelヘルパ関数についてまとめてみました。
普段PHPやLaravelを使用している人にとっては当たり前な内容だったと思いますが、まだ使用した事がない人や、私と同じく初学者の方の参考に少しでもなれば幸いです。
記事を書くのは初めてでしたが、アウトプットをすることで、より理解を深める事ができたと思います。
まだまだ勉強中の身ですが、これからより専門的な記事が書けるように頑張っていきたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。