Notionのタイムラインビューとカレンダービューを、ちょっと便利に使うための関数の例を二つご紹介します。
デモページも記事の後ろに用意しています、合わせてご覧ください。
1. テンプレートから作成したアイテム(繰り返しによる自動作成を含む)を、自動でタイムラインビュー上に配置する
テンプレートからアイテムを作成した際、日付を作成日にしてタイムラインビューに表示したいことはよくあるケースと思います。
しかし、そのためだけに作成日時プロパティをタイムラインビューに指定してしまうと、日付を変更したい時に困ります。
※変更方法は補足として後述 => タイムラインビューで使用する日付プロパティを変更する
解決方法としては、作成日時と手動で操作可能な日付を両方とも用意し、その二つを関数で切り替えるというものがあります。
- 手動で日付を指定した場合はそちらを優先
- 指定されていない場合は、作成日時を参照する
if(empty(prop("Date")), prop("Created time"), prop("Date"))
設定方法
注意点として、タイムラインビュー上やカレンダービュー上で日付をマウスのドラッグで変更できなくなります。
これは、ビュー上で指定されているのはあくまで関数プロパティであり、手動で変更可能な日付(今回はDate
)はビュー上には直接指定されていないためです。
2. 四半期単位でアイテムを分類する
アイテムを四半期ごとで分類したい場合、formatDate
関数で直接指定可能です。
formatDate
関数は、PostgreSQLの書式を使用しているようで、Q
で四半期を表示してくれます。
https://www.postgresql.jp/document/15/html/functions-formatting.html
formatDate(prop("Display Date"), "YYYY Q\\Q")
=> 投稿日現在の場合、2023 3Q
と表示されます。
補足
デモページ
今回使用したデモページはこちらです。
https://csc-knowledge.notion.site/csc-knowledge/d2f6985382cc43ae90135ba76aef971a?v=223f85c9a0cd46458bfbd99b75e12645