Lookerの管理画面(参照するにはadmin権限が必要)には、利用ユーザー動向、ダッシュボードへのアクセス状況などがデフォルトで設定されています。
おかげさまで、Lookerを参照していないユーザーの把握、参照されていないダッシュボードの把握、重いクエリの把握などが簡易にできるようになっています。これらはBIツールを長期運用した時に課題になりがちな点ですので、管理やメンテナンスでとても役に立ちます。
今回はこの管理画面をざっくり紹介したいと思います。
※Lookerのバージョンは 6.18.14を利用
管理画面の種類について
上図の通り、Admin権限のあるユーザーでlookerヘッダー部の Admin から
・ユーザーの行動情報
・ダッシュボード利用状況
・クエリなどのパフォーマンス状況
・サーバーの利用状況
の4つのカテゴリを参照可能となってます。
ユーザーの行動情報
・lookerの利用者数や7日間の利用率、部署やグループ別利用状況、アカウント別のアクセス数、クエリ発行数などを管理可能な為、よく利用している人は誰?どの部署?クエリはどのぐらい利用されているの?といった情報を把握可能。まったく利用していない人がいれば原因を探る為にヒアリングしたり使い方の研修を行ったりして改善する。といった検討材料に。
ダッシュボード利用状況
・ダッシュボード数、look数、スケジュール数、よく見られている機能はどれか?等を把握可能な為、可視化した情報が活かされているかどうか?を把握可能。逆に全く見られていない機能は廃止・統合などを検討。
クエリなどのパフォーマンス状況
・利用者の登録スケジュールクエリの状況や時間別でのクエリ利用状況、エラー発生状況などを確認可能。パフォーマンス悪いものがあればリファクタを検討するなど。
サーバーの利用状況
・機能毎のクエリやスケジュールの登録状況を利用者の履歴サマリとして参照可能。
まとめ
このとおり、管理機能がデフォルトでかな~り充実していますので、Lookerの管理業務は楽に行う事が出来ると思います。その一方で、機能が多い=使いづらい。と感じる場合もあるかもしれません。
その場合は、管理機能を使う目的から逆算し、必要な情報のみ参照するようにすればよいと思います。
実際こちらでも全内容は把握しておらず、ブログ書きながらこんな機能があったんだ。と学びつつでしたので解釈が異なったり、文面に違和感あるかもしれませんので、その場合ご指摘いただけるとありがたいです。