Lookerで小数点以下の数値(%表記など）を可視化する場合、フォーマットはLookMLで指定が必要です。
その際に、エンジニア向け(value_format)と、非エンジニア向け(value_format_name)で２種類のやり方があります。
→自分は勝手に上記のように解釈しちゃってますが違ったらごめんなさい。
サンプルデータの準備
・日付別での契約率のデータを準備
↓
target_date,contract_rate
2019-12-01,7.86
2019-12-02,6.37
2019-12-03,9.70
lookMLへの記載方法
１）エンジニア向け：value_format
→フォーマット形式を自分で指定する。
measure: contract_rate_value_format {
type: number
value_format: "0.00\%" ## value_formatへ左のように指定することで%表記をさせる
sql: ${TABLE}.contract_rate ;;
}
２）非エンジニア向け：value_format_name
→フォーマットは名称指定で大丈夫。ただし、1.0=100%と解釈される為、sql内で調整必要。
measure: contract_rate_value_format_name {
type: number
value_format_name: percent_2 ## value_format_nameへ「percent_2」を指定することで%表記をさせる
sql: ${TABLE}.contract_rate / 100.0 ;; ##注意点：value_format_nameを使うと1.0=100%になるので100で割る必要がある
}
上記１）、２）の実行結果（同じ結果になる）
target_date,contract_rate
2019-12-01,7.86%
2019-12-02,6.37%
2019-12-03,9.70%
こんな感じで、
１）の場合は、プログラムチックな対応なので、エンジニア向け、
２）の場合は、フォーマットに指定名称(percent_2:小数点第２位を四捨五入して％表記する）で対応可能な為、非エンジニア向けかなと思いました。
出力結果は同じなので、どちらを使うかは好み次第と思いますが、両方のコードがシステムの中に混在すると結構気持ち悪い。と思う方もいるかもしれませんので、あらかじめLookMLの開発ルールでどちらかを使うか定義しておくのがオススメと思います。
value_format と value_format_name のコード内容と表記例
| 表記内容 | value_format | value_format_name | 表記イメージ |
|---|---|---|---|
| 小数点第１位を四捨五入 | "0\%" | percent_0 | 12% |
| 小数点第２位を四捨五入 | "0.0\%" | percent_1 | 12.3% |
| 小数点第３位を四捨五入 | "0.00\%" | percent_2 | 12.34% |
| 小数点第４位を四捨五入 | "0.000\%" | percent_3 | 12.345% |
value_format と value_format_name の仕様詳細はLookerの公式マニュアルに記載あります（2019/12/13時点では英語マニュアルのみ対応）
↓value_format
https://docs.looker.com/ja/reference/field-params/value_format
↓value_format_name
https://docs.looker.com/reference/field-params/value_format_name