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【Salesforce】承認プロセスでの複数ユーザによる全員承認について

Last updated at Posted at 2020-09-24

承認プロセスの複数ユーザによる承認

 Salesforceの承認プロセスには、特定個人の承認のみで承認されるパターンと、
 承認依頼された複数ユーザ(またはキュー)の承認が完了して、初めて承認されるパターンがあります。

 今回挙げるのは、「複数ユーザによる承認」についてです。

複数ユーザによる承認についての基本情報

 下記は承認プロセスの設定画面の一部を抜粋したものです。

 選択肢の中から「自動的に承認者を割り当てる。」を選択すると、追加の設定項目として
 「複数の承認者が設定された場合」が表示されます。

 image.png

 ◆最初の返答に基づいて承認または却下する
  承認者が複数割り当てられていたとしても、一番最初に「承認or却下」した方の操作が反映されるパターン

 ◆選択したすべての承認者から全員の承認を得る必要がある
  承認者が複数割り当てられていた場合、全員の承認を得られなければ却下扱いとするパターン

全員の承認が必要な場合について仕様の再確認

 
 「◆選択したすべての承認者から全員の承認を得る必要がある」について、仕様について改めて記載します。
  選択リストから選択可能なのは・・・・
   ・ユーザ
   ・キュー
   ・カスタマーポータルユーザ
   ・関連ユーザ
  の以上4つです。

  この中で「キュー」についての仕様が一部誤解されていることがあったため、正確な仕様を記載します。

  キュー:
   正:キューに割り当てられた場合、キューに登録されているユーザのいずれか1名が承認or却下した時点で
     割り当てられたキュー全員の総意として判断される。
   
   誤:キューに割り当てられた場合、キューに登録されているユーザ全員が承認する必要がある。
    ※承認プロセスの説明にある「選択したすべての承認者」のについて、キューであっても1名と扱われる。
     もしキューで管理したいのであれば、複数のキューを承認の割り当て先に複数行で指定する必要がある。

  以上の仕様から「1つのキューを用意してそのキューに所属する全員の承認が得られるまで承認させない!」という
  設計を考えている方がいたら注意してください。

番外編

 
 上記の例で承認者に複数のキューを指定する例を挙げましたが、
 割り当てられたキューに登録されたユーザが存在しなかった場合、承認プロセスがどうなるかも併せて確認しました。

 結果:
  登録されたユーザがいないキューであっても承認される待つ状態になるため、承認プロセスが進まなくなります。
  ※プロセス側からしてみれば、言われた通りキューに割り当てただけで、中身までは考慮しないということですね。

 上記方法でキューを承認者に指定する場合は、必ずユーザを登録するようにしてください。

 

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