#はじめに
普段VAIO Z使っているが、調子が悪い。
特にWindows Updateの更新が適応できないことが多い。
それどころか再起動するとブルースクリーン(BSOD)が起こることもよくある。
環境構築がめんどくさいから復元ポイントで戻りたくないし、何かソフトウェアをインストールしてこうなったのかもしれないがわからない。
そこで設定を変えたり、アプリを削除したり、コマンドを実行したりしたことを、ここに備忘録として残す。
VAIO Z ユーザーや同じ症状に悩んでいる人の助けになれば幸いである。
注)当記事の操作等を行う場合は、あくまで自己責任でお願いします。
#環境
- VAIO Z (VJZ13A)
- Windows 10 Education(初期OSはwindows8。無料アップデートしました)
- メモリ 16gb
- SSD 256gb
- 基本的には注文時のまま。外部機器などはついていない。
症状
この通りたまにインストールできたり、できなかったりする。
正直Windows Updateは放置したいのだが、最近のwindowsは緊急パッチとかセキュリティの脆弱性とか色々あるので、更新は一応しておこうと思う。
(この更新にも脆弱性あるんだろうなと思いつつ……)
発生するブルースクリーンは PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA というブルースクリーン。
主にメモリやハードディスク、ページングファイルに関するエラーだが、自分の環境ではWindows Update後のみ出現するエラーなので、おそらくWindows Updateが悪い。
このエラーメッセージ後にWindowsが自動修復を行い、インストール前の状態にロールバックする。
ちなみにインストールに失敗した後にWindows Updateの更新プログラムをチェックを行うと「最新状態です」と言われるため、再度インストールするためには更新ファイルのKBから始まる英数字を控えて、Microsoftカタログからダウンロードしなくてはならない。
Microsoft®Update カタログ
https://www.catalog.update.microsoft.com/Home.aspx
質の悪いことにこのWindows Updateによるブルスクは一回発生すると、ロールバック後に正常にログインできても再起動すると、windowsを立ち上げた直後に再びブルスクが発生することがしばらく頻発する。
再度インストールしようとして失敗すると、(2)といった風にナンバリングが増えることがある。これはキャッシュに更新プログラムが残っているためだと思われるので、Windows管理ツールにデフォルトであるディスククリーンアップを実行してやれば、消えると思う、
#やったこと
エラーログの検索
普通のブルースクリーンであれば、ブルースクリーンの原因となる実行ファイル名が表示されるのだが、確認できない。
そこでエラーログを探すことにする。クラッシュダンプファイルは基本的には
%SystemRoot%\MEMORY.DMP
にあるはずだ。
場所がわからない場合は
コントロールパネル→システム→システムの詳細設定→起動と回復→システムエラー
で確認できる。
だが、クラッシュダンプファイルが存在しない。
先ほどのクラッシュダンプファイルの場所を確認した場所で、デバック情報の書き込みを完全メモリダンプにして再起動。ブルスクが発生しロールバックしても、クラッシュダンプファイルは生成されていなかった。
とりあえず時間かかりそうなので次に進む。
※クラッシュダンプファイルはWindowsストアのWindbgというアプリで開ける。開いたら原因となるソフトウェア名が書いてあると思うので、そのソフトウェア関連を調べるとよい。
ドライバーの確認
Windowsアイコンを右クリックし、デバイスマネージャーを起動してドライバーを更新してみることにした。
ビデオドライバを確認 → 最新の状態
Realdek Audio Definition Audioも確認 → 最新の状態
ドライバを一旦削除して再インストールし再起動したが、またブルスクは出現した。
ディスクドライバとメモリのチェック
PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA が起こるということは、考えたくないがメモリかSSDの不良かもしれない。
あまりPCに追い打ちをかけたくないが、一縷の望みを胸に不良セクタがないかどうかチェックする。
ディスクの不良セクタのチェックは以下のコマンドを実行すればよい。
chkdsk /r
再起動し、ディスクの走査が始まる。20分後に完了したが、特に不良セクタは存在しなかった。ログイン画面に行くかと思いきや、ブルスク発生。強制ロールバック。
次にメモリの確認を行った。デフォルトで windowsメモリ診断 というものがwindowsには入っているはずなので、それを使い再起動した。
結論から言うとメモリも特に異常はなかった。
高速スタートアップの無効化
ネットで調べると無効にすると直ったという話を聞くが、そもそも最初から無効化しているため、特にいじらないでそのまま。
windows関連ソフトの見直し←解決
しらみつぶしにwindows関連のソフトウェアを確認していくことにした。
コントロールパネル→プログラム→プログラムと機能→Windowsの機能の有効化または無効化
そういえば、Hyper-VとWindowsサンドボックスをインストールしたなぁ。
と思ったので、この二つを一つずつ消してみることにした。
Hyper-Vをアンインストールし、手動でKB4522355をインストールし再起動したところ、ブルスクが発生することなくインストールに成功した。
おお、良かった。
おわりに
自分はHyper-Vをアンインストールした時にブルスクが直り、更新プログラムをインストールできたが、今までの操作の影響もあるかもしれない。
Hyper-Vをアンインストールしたから直ったのかもしれないが、本当にHyper-Vが原因かまだよくわからないので、もしもWindows Updateが原因でエラーが起きた場合は追記していきたいと思う。
追記 2019/11/18
大型アップデートである1909のwindows updateがやってきたので、人柱覚悟でアップデートを試みた。
結果は…………エラー!
エラーは0x800f081f
と表示される。
何だこりゃ。調べてみると、net framework関連の記事がヒットする。
エラー内容自体は以下の通り。
- パスで指定された場所にこの機能をインストールするために必要なファイルが含まれていない。
- 機能をインストールしようとしているユーザーが、その場所とファイルに対する読み取り以上のアクセス許可を持っていない。
- インストール ファイルのセットが壊れている、不完全、または搭載している Windows のバージョンに対して無効である。
再起動後、再ダウンロードしてもダメ。メディアツールを作成してインストールしようとしてもダメ。
ん? インストール ファイルのセットが壊れている? 試してみるか。
ということで、以下の二つのコマンドを実行。
dism.exe /online /cleanup-image /scanhealth
dism.exe /online /cleanup-image /restorehealth
再びインストール。…………お、今度は再起動要求までたどり着いた。
だが、しかし! 残念ながら、再起動後ブルースクリーン。
今回もダメかぁ。と思っていたら、再起動後にバージョン確認するときちんと1909になっている。これ、大丈夫なの?