[やってみた]ちょー個人的な認定資格ロードマップを作ってみた
はじまり(作るきっかけ)
こんなことをつぶやいてしまった理由としては社内でAWSとGoogleCloudの有資格者を募っており、最近転職を果たした身としては頑張らないといけないなと思ったからです。
そして、このロードマップを作るキッカケとしては以下のようなキッカケがあります。
- Google Cloudはまだひとつも習得したことがない
- AWSの認定はSAAとDVAのみ
さらに、全ての認定資格を取得するという予定もあってどの資格から取得してどういう道を辿るかを可視化する為にロードマップを作成しました。
クラウド認定資格のロードマップ
色々考えて以下のようなロードマップが完成しました。
まえおき
今回のロードマップの構成は文字通り、ちょー個人的な
なので自分の経歴を大きくトレースしているところがあります。人それぞれやりやすさが違うと思いますので必ずしもこの道を辿るとは限らないと思います。
まずはロードマップの対象読者を述べていきたいと思います。
ロードマップの対象読者
内容としては私の経歴をトレースした内容になります。
具体的には以下の内容です。
前提となる経験
ロードマップの対象読者としては以下の経験を積んでいることを想定しています。
私の経歴ベースですので、最低ラインではありません。
- エンジニア経験(7年弱)
- SAA取得済
- LinuC Level1 取得済
- オンプレミスのネットワークセキュリティエンジニアとして経験がある(3年間)
- バックエンド系のプログラミング言語でアプリケーションを開発、改修したことがある
- 習得済みのプログラミング言語が3つ以上存在する
仮に最低ラインを定めるとすると、以下のような経験を積んでいる人が望ましいと思います。
- オンプレミスのサーバー上でアプリケーションを運用したことがある人
- ネットワーク・セキュリティ技術を使った実務経験が1年以上ある人
- プログラミングで実務経験を積んでおり、デプロイに辛みを感じている人
少し、抽象的かと思いますので詳しく書きたいと思います。
オンプレミスのサーバー上でアプリケーションを運用したことがある人
例えば、サーバーにSSH接続してアプリケーションをvimや専用ツールで微修正するなどの作業をしたことがある人です。
LinuC Level1
やLPIC Level1
で述べられている基本的なLinuxコマンドを習得しており、サーバー上における基本的なインフラ作業を苦労することなくできる人とも言えます。
ネットワーク・セキュリティ技術を使った実務経験が1年以上ある人
次にネットワーク・セキュリティ技術の経験ですがこれは、アプライアンスの設定変更や要件定義をしたことがある人です。
例えば
- ネットワークであれば、アプライアンスに実務で触れて構築もしくは運用をしたことある人
- セキュリティであれば、セキュリティポリシーの精査や実際の設定変更などの手を動かしたことがある人(セキュリティアラームの対応をしたことがある人ならなお良し)
プログラミングで実務経験を積んでおり、デプロイや運用に辛みを感じている人
最後にプログラミングの経験ですが、これは例えば
何かひとつのプログラミング言語でツールを作成したことがあり、動作確認や不具合の修正を担当したことがある人です。
さらにプログラムの作り方、設計、システム運用について悩み始めた人が望ましいです。
ロードマップの構成
各認定資格のつながりについて
ここからはロードマップの構成について各認定資格をベースに説明したいと思います。
AWS認定資格の順番
まずはAWS SAAを取得する
まずAWSですが、一番最初にSAAを取得します。ここではCLFでも良いですが、実務経験ありのエンジニアでこれからAWSに触る人の場合はAWS SAAの取得が良いと思います。
理由は以下の通りです。
- CLFはAWSの基礎もあるが、クラウドの基礎に関する説明がメインである
- AWSのソリューションを理解するということであれば、SAAが良い
- 基礎がわからなくなったら適宜、CLFに戻ると良い
次に取得すべき資格
Google Cloudに着手する場合はCloud Digital Leader
から取得すべきかと思いますが
AWSのまま行きたい場合は
AWS Certified Developer - Associate(AWS DVA)
かもしくは
AWS Certified Solutions Architect - Professional
です。
アソシエイト=>プロフェッショナルを取得したあとはスペシャリティをとる流れになります。
スペシャリティの取得順序
今回のロードマップでは私の経歴を反映した内容になりますが
もしご自分で順序を決める場合はご自身の経歴を反映した内容が望ましいと思います。
私の場合は
ネットワーク=>セキュリティ=>開発という
順番で現職がWebアプリケーションエンジニアとなりますのでその内容を考慮した結果
SCS=>ANS=>DBS=>DAS=>MLS
という順番になりました。
MLSを最後にした理由としては現在の業務経歴から一番遠い技術だから
という理由です。
Google Cloud認定資格の順番
前提知識(資格体系)
カテゴリと資格の名称は以下のとおりです。
カテゴリ | 資格名称 |
---|---|
Foundational | Cloud Digital Leader |
Associate | Associate Cloud Engineer |
Professional | Professional Cloud Architect |
Professional | Professional Cloud Developer |
Professional | Professional Cloud DevOps Engineer |
Professional | Professional Cloud Security Engineer |
Professional | Professional Cloud Network Engineer |
Professional | Professional Google Workspace Administrator |
Professional | Professional Machine Learning Engineer |
Professional | Professional Cloud Database Engineer |
Professional | Professional Data Engineer |
まずはCloud Digital Leaderを取得する
Google Cloudの技術にまだ触れたことがない人は何も考えることなく
Cloud Digital Leader
を取得しましょう。
Cloud Digital Leaderを取得したら次に取得すべき資格
次に取得すべき資格としては順当にGoogle Cloudのアソシエイト資格であるCloud Engineer
が良いと思います。
Google Cloud認定資格2つ目の資格を取得したら
次はCloud Architect
かCloud Developer
が良いと思います。
以降はAWSと同じ順番、AWSのスペシャリティ資格と同じ順番で良いと思います。
なお、AWSの認定資格と同様に業務経歴に沿って順番を決めています。
もしご自分で順序を決める場合はご自身の経歴を反映した内容が望ましいと思います。
これでロードマップの解説は以上になります。
まとめ
これから全部の資格をとる人の為の助けになると良いなと思い、個人的なロードマップではありますが提供させていただきました。今回はAzureをロードマップに入れることができませんでしたが、どこかのタイミングで入れたいですね。
言うまでもないですが、私が所属するCloudTechではAWSを主体として学習サービスを展開しています。私が参加する数年前に比べて、講座の数が増えています。興味がありましたら入ってみるとAWSに関する知見が深まるかもしれません。
ちなみにですが、私はCloudTechでもくもく会を主催しています。※最近はできていなくて恐縮です。
もくもく会はCloudTechに所属する方ならどなたでも主催できます。勉強しながらいろんなご縁に巡り会えると思います。※私はこのもくもく会でご縁があり、日本で初めてAWSプレミア コンサルティングパートナーに認定された企業に転職できました。
最後にこのロードマップについていろんなご意見があるとは思いますが
まずはご自分で考えていただく形が建設的
ですのでぜひ、考えていただければと思います。