はじめに
この記事では Amazon Web Services の SAA を取得した一般男性が
Microsoft Azure のあんなことやこんなことについて
AWS の情報を交えながら用語をまとめた記事です。
ベストプラクティスや間違いがあれば
書き直していく予定です。
参考資料
Microsoft Azure とは
Microsoft のクラウドコンピューティングサービス
アズレではなく「アジュール」と読む
2010 年に提供を開始しているサービスで当時は「Windows Azure」と呼ばれていたそうで
現在の名前で親しまれるようになったのは 2014 年頃。
とにかく用語だらけ
なんだけど、AWS を知っている人ならば
すぐにキャッチアップできるかも。
ということで用語解説いってみよう
用語解説
リージョン
世界中に分散されたデータセンターの地理的なグループのことを指す。
ここは AWS と同じ意味合い
可用性ゾーン
AWS でいうところのアベイラビリティゾーン
めっちゃ距離をおいたファシリティを使うゾーンのこと
※ここでいうファシリティとは:ネットワークや電源設備のことをいう
可用性セット
AWS にはない概念?
可用性ゾーンをさらに分割したセットのことを指す。
AWS では〇〇の地域の区画 A にある設備を使うという指定であるのに対して
Azure では〇〇の地域の区画 A にある設備の ×× サーバを利用するといった細かい指定が可能
つまり、サーバーラック単位で保護される単位のこと
Azure 仮想マシン
とりわけ、Azure では
Hyper-V 上で動く仮想コンピュータのことを仮想マシンと呼ぶ。
AWS では仮想サーバ、つまりはざっくり言うと EC2 みたいなやつ
サービス管理者
AWS では root 権限と呼ばれるモノを持つアカウント
つまり、常用してはいけないなんでもできるアカウント(ん?いまなんでもって)
普段は後述の RBAC を使う。
ロールベースアクセスコントロール(RBAC)
AWS でいうところの IAM に相当する仕組み
つまり、最小限のサブスクリプション、リソースグループ、リソースの権限を
ユーザに割り当てることで最小権限の原則を実現する。
RBAC を利用する場合は Azure Resource Manager(ARM) を使う
Azure Resource Manager(ARM)
これは AWS では何とも例えにくい
一応、Microsoft のドキュメントでは
Azure のデプロイおよび管理サービスです。
お使いの Azure アカウント内のリソースを作成、更新、および削除できる管理レイヤーを提供します。
公式の比較ではどうやらCloudFormationの位置付け
Azure Resource Manager テンプレート(ARM テンプレート)
AWS でいうところの Cloud Formation テンプレート的なやつ。
つまり、IaC
[Azure Resource Manager テンプレート(ARM テンプレート)]
(https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-resource-manager/templates/overview)
json で書けます。
さらに、 Bicep という言語で書ける。(なんじゃそりゃ)
あれ?これが Cloud Formation テンプレートに例えられるなら
ARM は Cloud Formation か?
少なくとも AWS マネジメントコンソールに匹敵するモノではない。
※Azure の管理コンソールのことを Azure 管理ポータルと言います。
Azure サブスクリプション
リソースを束ねる単位のこと、契約
全てのリソースはこの「Azure サブスクリプション」にまとめられる。
AWS のようにアカウントがリソースを管理しているのではなく
アカウントが管理するサブスクリプションでリソースを管理している。
リソース
読んで字のごとく
Azure 内で使われている設備のことを指す。
AWS でも同じ
リソースグループ
リソースを束ねる単位のこと
AWS にも似たようなモノがある。
プレイスメントグループとか AutoScalingGroup とかとかとか
ネットワークセキュリティグループ(NSG)
AWS で言うところのセキュリティグループにあたる。
対象は仮想マシンのインターフェイスだけなくサブネットにも有効であり
ステートフルなファイアウォールで同じリージョン内なら再利用可能
アプリケーションセキュリティグループ(ASG)
NSG を束ねることができる。
セキュリティグループのグループみたいな感じ
Azure Firewall
AWS で言うところのネットワーク ACL
※AWS の場合はステートレス
完全にステートフルなファイアウォールでネットワークレベルで動作する。
まとめ
ここまで調べてみてわかりましたが
AWS を学んでいれば Azure もほぼ自然な流れでキャッチアップできる(確信)
次はサービスを見ていきます。